英語の勉強法

【英語】have のさまざまな用法を現役塾講師がわかりやすく解説!見極められるよう特徴をチェック

よぉ、桜木建二だ。中学生なら誰でも知っている「have」だが、その用法は多岐にわたる。まずはどの用法があるかを知っておき、それぞれの特徴をもとに判別できるようにすることが重要だ。いかに判別するかという目線で学ぶことが英語のレベルを上げていく。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「have」を含む基本用法

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「have」を含む基本的な用法には、「所有を表す動詞として使う表現」と「助動詞の一部として使う表現」があります。いずれも、学校教育では基礎の段階で勉強する2つの表現です。

一般的な意味で使う動詞「have」

一つめは、所有の意味を表す動詞「have」です。この場合、物理的に手に持っているという意味と物理的に手にしているのではなく所有しているイメージでも使われます。所有の意味がなじまない人も多いので、例文で見ていきましょう。

He has a racket in his hand.(彼は手にラケットを持っている)

She has two brothers.(彼女は2人の兄弟がいる)

My city has three large parks.(私の市には3つの大きな公園がある)

助動詞の一部として使う「have」

二つめの用法は、助動詞の一部として使う「have」を2つ説明します。

強制や命令を表す「have to …」は、「…しなければならない」と訳し「must」と言い換え可能です。三単現の s が必要なら「has」、過去形なら「had」を使い、否定文や疑問文では一般動詞の文のように「Do」を使います。否定文では、「…する必要はない」と訳し不必要という意味です。

「had better …」は強い忠告や命令を表し、「…したほうがよい」と訳します。否定では、「had better not …」となり語順には注意が必要です。なお、「had」を使いますが過去の意味はありません。

I have to finish my homework by tomorrow.(私は明日までに宿題を終えなければならない)

He don’t have to apologize for that.(彼はそれについて謝る必要はない)

You had better go to bed early today.(あなたは今日早く寝たほうがよい)

\次のページで「重要文法で使われる「have」」を解説!/

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