この記事では英語の熟語「ought not to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「○○すべきではない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「ought not to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「ought not to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

「ought not to ○○」は、「○○すべきではない」「○○しないほうがよい」の意味を表します。どちらの表現を用いてあっても、義務を表している点に注目しておきましょう。主に話し手の主観から意見を述べたいときに用いる表現です。

意味その1 「○○すべきではない」

「ought not to ○○」は、「○○すべきではない」と訳されるのが一般的です。「○○すべきではない」という日本語は、人によってはかなり強い日本語に聞こえるかもしれません。しかし、実際には強制や命令といった意味合いはありませんので、注意しておきましょう。また、「○○」の部分に完了形を入れることで「○○すべきではなかったのに」の意味を表すこともできます。

You ought not to be there.
君は、そこにいるべきではないな。

You ought not to have said such a thing.
そんなことは言うべきではなかったね。

We ought not to laugh at him.
我々は、彼のことを笑うべきではないよ。

意味その2 「○○しないほうがよい」

「ought not to ○○」は、「○○しないほうがよい」と訳すこともできます。こちらも、「○○」の部分に完了形を入れることで「○○しないほうがよかったのに」の意味を表すことが可能です。

You ought not to worry about it.
そんなの心配しない方がいいよ。

You ought not to have gone there alone.
そこへは、ひとりで行かない方がよかったね。

We ought not to look back.
過去は、振り返らない方がいい。

\次のページで「熟語「ought not to ○○」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「ought not to ○○」の言い換えや、似た表現は?

「ought not to ○○」の言い換え表現は、「should not ○○」です。また、似た表現に「had better not ○○」があります。ただし、後者は訳し方はそっくりですが、表すニュアンスはかなり異なりますので注意が必要です。

言い換え例:「should not ○○」を使った言い換え

「should not ○○」を使うと、言い換えることができます。「ought not to ○○」に比べるとやや意味は弱いですが、おおむね同じニュアンスの言葉だと考えて差し支えないでしょう。

You should not do business with them.
あなたは、彼らと取引きするべきではない。

They should not be pressed to do so.
彼らに無理強いをするべきではありませんよ。

I should not have gotten married.
結婚するんじゃなかったよ。

言い換え例:「had better not ○○」を使った言い換え

「had better not ○○」を使うと、言い換えることができます。ただし、元々の「had better ○○」自体が命令に近いニュアンスを持っていることには注意が必要です。相手やシチュエーションをきちんと考えてから使うようにしましょう。

You had better not discuss the matter.
その件について話し合うのはよした方がいい。

You had better not go out today.
今日は外出しない方がいいな。

You had better not cry any more.
もう泣かない方がいいよ。

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熟語「ought not to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「ought not to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。使い方さえ合っていれば、「○○すべきではない」という日本語訳に臆する必要はありません。どんどん英会話や英作文の場面で使って自分のものにしていきましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「ought not to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「ought not to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「ought not to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「○○すべきではない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「ought not to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「ought not to ○○」の意味は?

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「ought not to ○○」は、「○○すべきではない」「○○しないほうがよい」の意味を表します。どちらの表現を用いてあっても、義務を表している点に注目しておきましょう。主に話し手の主観から意見を述べたいときに用いる表現です。

意味その1 「○○すべきではない」

「ought not to ○○」は、「○○すべきではない」と訳されるのが一般的です。「○○すべきではない」という日本語は、人によってはかなり強い日本語に聞こえるかもしれません。しかし、実際には強制や命令といった意味合いはありませんので、注意しておきましょう。また、「○○」の部分に完了形を入れることで「○○すべきではなかったのに」の意味を表すこともできます。

You ought not to be there.
君は、そこにいるべきではないな。

You ought not to have said such a thing.
そんなことは言うべきではなかったね。

We ought not to laugh at him.
我々は、彼のことを笑うべきではないよ。

意味その2 「○○しないほうがよい」

「ought not to ○○」は、「○○しないほうがよい」と訳すこともできます。こちらも、「○○」の部分に完了形を入れることで「○○しないほうがよかったのに」の意味を表すことが可能です。

You ought not to worry about it.
そんなの心配しない方がいいよ。

You ought not to have gone there alone.
そこへは、ひとりで行かない方がよかったね。

We ought not to look back.
過去は、振り返らない方がいい。

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