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「冷戦」の軸は米ソの二項対立!時代背景を国際政治に詳しいライターが解説

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宇宙開発というのは、宇宙に行くという象徴的な意味を持つだけじゃない。ロケットの技術とミサイルの技術は基本的に同じだよな。だからこそ、「軍事力」向上の一環としてアメリカもソ連もロケットの開発にいそしんだんだ。

世界は「西側」と「東側」だけじゃない

冷戦時代の世界は、アメリカを中心とする西側陣営とソ連を中心とする東側陣営の二項対立として捉えられがちです。しかし、東西のどちらにも属さない第三勢力も形成されつつありました。

たとえば、宗主国からの独立を果たしたアジアやアフリカの一部の国々。「非同盟運動」として反植民地主義的な性格を持つ活動を進めて支持を集め、1961年には第一回非同盟諸国首脳会議が開催されています。

また、中東では1968年にアラブの産油国を中心としたアラブ石油輸出国機構(OAPEC)が結成されました。アメリカやイギリスなどの大国に左右されない独自の石油戦略を進め、先進国ではその後オイルショックが引き起こされます。

冷戦時代の二強はアメリカとソ連でしたが、東西陣営以外の勢力も台頭していたのです。

戦争状態?それとも平和?「冷戦」をどう捉えるか

1940年代の半ばから1980年代の終わりまで、「冷戦」という時代は40年以上にもわたって続きました。今では、アメリカとソ連を軸とした一種の国際秩序だったと見なされています。

実際の武力衝突が生じなかったために「冷たい戦争」と言われますが、実際には世界各地で米ソの代理戦争が行われました。多くの犠牲者を出した朝鮮戦争やヴェトナム戦争も、冷戦が背景となっているのです。こうした事実も見落としてはいけませんね。

一方で、米ソの二極体制があったからこそ世界全体を巻き込んだ壊滅的な戦争が行われなかったとして、冷戦を「長い平和」と捉える考え方もあります。圧倒的な力を持つ国が無くなりつつある今と比較すると、もしかしたら冷戦時代の方がずっと国際秩序は安定していたのかもしれません。

みなさんは、現在の世の中と冷戦当時の世の中のどちらがより平和だと思いますか?答えはありませんが、ぜひ考えてみてください。

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amala18