【英語】1分でわかる!「at best」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
端的に言えばこの熟語の意味は「せいぜい」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役の翻訳者であるライターmiyukiを呼んです。一緒に「at best」の意味や例文を見ていきます。
ライター/miyuki
都内で働く現役の翻訳者。国内外の論文、報告書などの和訳と英訳を手がける。経験を生かして自然で簡潔な英語表現を伝授する。
熟語「at best」の意味は?
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「at+(the)最上級」の形の慣用句です。
bestはgood、wellといった「程度」の最上級の単語ですね。
at と組み合わせて「bestな時点で」、「bestな場合に」となり、日本語では「最高でも」、「よくても」といった意味で使用されます。
置かれている状況の中で起こり得る最高のことを意味する慣用句ですね。
意味「せいぜい」
状況が悪い中で、可能性のある最高のことを表します。
bestという単語からは「最高の」「最も良い」というポジティブな意味を思い浮かべますが、「at best」は「せいぜいこのくらいです」「良くてもこの程度だよね」といったどちらかというとネガティブな印象のある表現です。
最上級なのでtheをつけてthe bestとするのが正しい文法ですが、口語表現ではtheは通常省略されます。
She could win the 3rd prize at best. She didn’t practice much.
彼女はせいぜい3位ってとこだね。たいして練習しなかったから。
The salary will be 100,000 yen at best.
給料はどうせ10万円ぐらいさ。
Only twenty people will come to the party at best.
せいぜい20人しかそのパーティには来ないだろう。
熟語「at best」の言い換えや、似た表現は?
「at best」に似た「at+(the)最上級」の表現に、「at most」「at worst」があります。
詳しくみてみましょう。
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