この記事では英語の熟語「have no choice but to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「○○する意外に選択肢がない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「have no choice but to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「have no choice but to ○○」の意味は?

image by iStockphoto

「have no choice but to ○○」には、「○○する以外に選択肢がない」「やむをえず○○する」などの意味があります。いずれにしても、そのような行為をする意外に手段がない場合に用いられる表現です。つまり、本人の意向とは関係なくそうするしかない状況に置かれていることを示しています。

意味その1 「○○する以外に選択肢がない」

「have no choice but to ○○」のchoiceは、「選択」や「選択肢」という意味の名詞です。一方、ここでのbutは「しかし」ではなく「~以外」を表しています。これらを組み合わせると、「○○する以外に選択肢がない」と訳せることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

We have no choice but to ask for his help.
我々には、彼に助けを求める意外に選択肢はない。

I had no choice but to follow my teacher's orders.
私には、先生の指示に従うほかに選択肢がなかった。

You will have no choice but to protect yourself.
君には、自分で自分の身を守るよりほかに選択肢はないだろう。

意味その2 「やむをえず○○する」

「have no choice but to ○○」は、「やむをえず○○する」「○○を余儀なくされる」と訳されることがあります。いずれも、そうするよりほかに選択肢がないので仕方ないという意味合いを含んだ表現です。「have to ○○」と比べると、やや重苦しいニュアンスが伝わってきます。

We have no choice but to sue.
私どもといたしましては、提訴せざるをえません。

He had no choice but to admit cheating.
彼は、やむをえず不正を認めた。

They'll have no choice but to get an attorney.
彼らは、弁護士を雇うのを余儀なくされるでしょう。

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熟語「have no choice but to ○○」の言い換えや、似た表現は?

「have no choice but to ○○」に似た表現に「cannot help but ○○」「cannot help ○○ing」があります。この場合のhelpは、「助ける」ではなく「避ける」であることには注意が必要です。どちらもよく使われる表現なのであわせて覚えておくとよいでしょう。

言い換え例:「cannot help but ○○」を使った言い換え

「cannot help but ○○」を使うと、言い換えることができます。「have no choice but to ○○」に比べると、「他に選択肢がない」というよりは「自然とそうなってしまう」ところに重点が置かれた表現です。ニュアンスの違いを例文で確認してみましょう。

I cannot help but feel sorry for him.
彼にはどうしても同情しちゃいますね。

I couldn't help but overhear.
つい立ち聞きしてしまいました。

We cannot help but be surprised.
我々は、驚きを禁じえません。

言い換え例:「cannot help ○○ing」を使った言い換え

「cannot help ○○ing」を使うと、言い換えることができます。こちらも「cannot help but ○○」と同様で、「○○することを避けられない」が本来の意味です。そこから派生したさまざまな訳し方に慣れておきましょう。

I cannot help questioning his career.
彼の経歴は、疑わざるをえない部分がある。

We cannot help looking at the ads on train.
電車に乗ると自然と広告が目に入ってくるものだ。

He cannot help doing something when he sees someone in trouble.
彼は、困っている人を見ると放っておけない性分だ。

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熟語「have no choice but to ○○」を使いこなそう

この記事では熟語「have no choice but to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。「have no choice but to ○○」は「○○せざるをえない」「○○を余儀なくされる」などと訳されることも多い表現です。和訳・英訳どちらでも使いこなせるようにしておきたいものですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「have no choice but to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「have no choice but to ○○」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「○○する意外に選択肢がない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

国立大文学部卒業で、現役の英語講師でもあるライターすけろくを呼んです。一緒に「have no choice but to ○○」の意味や例文を見ていきます。

ライター/すけろく

現役英語講師として数多くの生徒を指導している。その豊富な経験を生かし、難解な問題を分かりやすく解説していく。

熟語「have no choice but to ○○」の意味は?

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「have no choice but to ○○」には、「○○する以外に選択肢がない」「やむをえず○○する」などの意味があります。いずれにしても、そのような行為をする意外に手段がない場合に用いられる表現です。つまり、本人の意向とは関係なくそうするしかない状況に置かれていることを示しています。

意味その1 「○○する以外に選択肢がない」

「have no choice but to ○○」のchoiceは、「選択」や「選択肢」という意味の名詞です。一方、ここでのbutは「しかし」ではなく「~以外」を表しています。これらを組み合わせると、「○○する以外に選択肢がない」と訳せることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

We have no choice but to ask for his help.
我々には、彼に助けを求める意外に選択肢はない。

I had no choice but to follow my teacher’s orders.
私には、先生の指示に従うほかに選択肢がなかった。

You will have no choice but to protect yourself.
君には、自分で自分の身を守るよりほかに選択肢はないだろう。

意味その2 「やむをえず○○する」

「have no choice but to ○○」は、「やむをえず○○する」「○○を余儀なくされる」と訳されることがあります。いずれも、そうするよりほかに選択肢がないので仕方ないという意味合いを含んだ表現です。「have to ○○」と比べると、やや重苦しいニュアンスが伝わってきます。

We have no choice but to sue.
私どもといたしましては、提訴せざるをえません。

He had no choice but to admit cheating.
彼は、やむをえず不正を認めた。

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彼らは、弁護士を雇うのを余儀なくされるでしょう。

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