英語の熟語

【英語】1分でわかる!「call the shots」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では英語の熟語「call the shots」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「指揮を執る」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

英検1級で、現役の翻訳者であるライターapril_roを呼んだ。一緒に「call the shots」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/april_ro

現役英語翻訳者。海外留学や英検1級取得、さまざまな国の人々と一緒に働くなどを経験している。読書も映画も日英で2倍楽しみつつ、興味は尽きないと、日々学び続けている。

熟語「call the shots」の意味は?

image by iStockphoto

「call the shots」は「指揮を執る」の意味で、スポーツのチームの監督やキャプテンなどには特にぴったりの表現です。

同様に、「采配を振るう」「仕切る」「決定権を持つ」の意味で使われます。リーダーとか、ボスとか、その場の一番偉い人を指すことが多いですね。

You’re the boss, now. You get to call all the shots here.
君がボスだよ。何もかも君が仕切るのさ。

In this team, she is the one that calls the shots.
このチームで決定権を持っているのは彼女だ。

Who’s calling the shots in the industry?
業界を仕切っているのは誰だ?

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「call the shots」の語源はいくつかの説がある。

軍隊での射撃の際、的がどこかを言って(call)から打つ(shot)ところから、という説や、ライフルを持った兵士たちに「撃て」の指令を出す人がリーダーだから、という説、ビリヤードのショットの説、バーでバーテンダーに飲み物(shot)をオーダーする客の意味から、という説などだ。

それぞれの状況をイメージしてみると、どれも面白くて覚えやすいぞ。

熟語「call the shots」の言い換えや、似た表現は?

「call the shots」に似た表現に「wear the trousers/ wear the pants」と「call the tune」があります。

これらで言い換えが可能です。少しずつニュアンスに違いがありますよ。説明してみましょう。

言い換え例:wear the trousers/ wear the pantsを使った言い換え

主導権を握る」の意味です。

wear the trousersまたは pantsは1800年代に生まれた表現と言われていますね。

ズボンの意味のtrousersはイギリスで、 pants はアメリカでの呼び方。それぞれの国でこれらの単語が使われます。

家庭での主導権が、ズボンをはいている男性にある、ということが前提であることからできた表現といえるでしょう。

男女関係なくズボンを着用する世の中になっていから、今後は伝わりにくくなっていくのかもしれません。

\次のページで「言い換え例:call the tuneを使った言い換え」を解説!/

次のページを読む
1 2
Share: