この記事では英語の熟語「not ... any longer」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「もはや…ない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

英検1級で、現役の翻訳者であるライターapril_roを呼んです。一緒に「not ... any longer」の意味や例文を見ていきます。

ライター/april_ro

現役英語翻訳者。海外留学や英検1級取得、さまざまな国の人々と一緒に働くなどを経験している。読書も映画も日英で2倍楽しみつつ、興味は尽きないと、日々学び続けている。

熟語「not ... any longer」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「not ... any longer」の意味は、「もはや…ない」です。

「long」は「長い」の意味で、基本的に、物体や期間、時間、距離の長さを表現するときに使いますね。
「もはや…ない」の場合、期間、時間的な長さの「long」。

この熟語で「longer」と比較級になっているのは、一定期間あった状態が終わったことを示し、長さ(期間)がこれ以上延びない、より長くならない、ということですね。

He is not taking that bus any longer.
彼はもうあのバスには乗らない。

I can't pay the rent any longer. 
もう家賃を払えない。

We don't want to live in this country any longer.
我々はもうこの国に住んでいたくない。

熟語「not ... any longer」の言い換えや、似た表現は?

「no longer」や「any more」で言い換えてみましょう。

言い換え例:no longer を使った言い換え

no longer」は「not...any longer」とほぼ同じ意味で、よりフォーマルで、書き言葉により多く使われるようです。

使い方は、例えば (その騒音はもう許容できない)

「no longer」⇒ The noise is no longer acceptable.

「not ... any longer」⇒ The noise isn't acceptable any longer.    の違いがあります。

He no longer is a baby.
彼はもう赤ん坊ではない。

Suddenly the door opened and I could stand it no longer.
突然ドアが開いて、私はもうそれ以上我慢できなかった。

I no longer wear that funny looking costume.
私はもうあの変なコスチュームを着ない。

\次のページで「言い換え例:any moreを使った言い換え」を解説!/

言い換え例:any moreを使った言い換え

「any more」を使うと、言い換えることができます。

どちらも「もはや~ない」「もう~ない」の意味で、ほとんど同じですが、

「not any longer 」は時間、期間
「any more」 は数や数量

  を表現するため、「not any longer 」のほうが、二度と起らないことを指すようです。

We don't have any more mutual interest.
私たちに共通する興味を持てるものはもうない。

Please don't ask me favors any more.
お願いですから、私にもう頼み事をしないでください。

I'm so sleepy to do any more reading.
眠すぎてもう読書ができない。

熟語「not ... any longer」を使いこなそう

この記事では熟語「not ... any longer」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。

「longer」 を使った表現はいかにも英語らしく、また、以前はあったものが、もう見ることのできないものになるのだという、きっぱりとした言い回しですね。

例文を見ているだけでも寂しいような、残念なような気分になりそうですが、常にネガティブは話題に使われるというわけではありませんね。

I'm not worrying about future any longer and just do my best! 
(もう未来のことを心配するのはやめて、ただベストを尽します!)

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「not … any longer」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「not … any longer」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「not … any longer」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「もはや…ない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

英検1級で、現役の翻訳者であるライターapril_roを呼んです。一緒に「not … any longer」の意味や例文を見ていきます。

ライター/april_ro

現役英語翻訳者。海外留学や英検1級取得、さまざまな国の人々と一緒に働くなどを経験している。読書も映画も日英で2倍楽しみつつ、興味は尽きないと、日々学び続けている。

熟語「not … any longer」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「not … any longer」の意味は、「もはや…ない」です。

「long」は「長い」の意味で、基本的に、物体や期間、時間、距離の長さを表現するときに使いますね。
「もはや…ない」の場合、期間、時間的な長さの「long」。

この熟語で「longer」と比較級になっているのは、一定期間あった状態が終わったことを示し、長さ(期間)がこれ以上延びない、より長くならない、ということですね。

He is not taking that bus any longer.
彼はもうあのバスには乗らない。

I can’t pay the rent any longer. 
もう家賃を払えない。

We don’t want to live in this country any longer.
我々はもうこの国に住んでいたくない。

熟語「not … any longer」の言い換えや、似た表現は?

「no longer」や「any more」で言い換えてみましょう。

言い換え例:no longer を使った言い換え

no longer」は「not…any longer」とほぼ同じ意味で、よりフォーマルで、書き言葉により多く使われるようです。

使い方は、例えば (その騒音はもう許容できない)

「no longer」⇒ The noise is no longer acceptable.

「not … any longer」⇒ The noise isn’t acceptable any longer.    の違いがあります。

He no longer is a baby.
彼はもう赤ん坊ではない。

Suddenly the door opened and I could stand it no longer.
突然ドアが開いて、私はもうそれ以上我慢できなかった。

I no longer wear that funny looking costume.
私はもうあの変なコスチュームを着ない。

\次のページで「言い換え例:any moreを使った言い換え」を解説!/

次のページを読む
1 2
Share: