英語の熟語

【英語】1分でわかる!「yield to …」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では英語の熟語「yield to …」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「…に屈する」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「yield to …」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

熟語「yield to …」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「yield to …」には、「…に屈する」や「…を譲る」という意味があります。「yield」はもともと「〜を生み出す」という意味があり、「give」に近いイメージを動詞です。そこからどのように意味が広がっているのか見ていきましょう。

意味その1 「…に屈する」

ひとつめの意味は、「…に屈する」です。もとの意味の「生み出す」や「もたらす」とは違うように思えますが、「(相手に)自分自身をもたらす」と考えて「…に屈する」「…に従う」となります。実は間に「oneself」が省略されているのだと考えるといいですね。

We yielded to her demand.
私たちは彼女の要求に屈した。

She yielded to temptation and ate a piece of cake.
彼女は誘惑に屈して、ケーキをひとつ食べた。

I won’t yield to such a rule.
私はそんな規則に従うつもりはない。

意味その2 「…を譲る」

ふたつめの意味は、「…に譲る」です。今度は、もとの「生み出す、もたらす」から「相手に何らかをもたらす」と考えてみると、「…を譲る」となります。なお、地位や権利、優位性を譲る場合によく使われますよ。

She doesn’t yield to that opinion.
彼女はその意見を譲らない。

We will not yield an inch to each other.
私たちはお互いに譲るつもりはない。

He yields to no man in zeal.
彼は熱心さにおいては誰にも譲らない。

\次のページで「熟語「yield to …」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

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