この記事では英語の熟語「the 比較級 of the two」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「2つのうちより~な方」ですが、最上級などの他の用法と一緒に意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC765点で、アメリカでのホームステイ経験もある、現役の国際系女子大生であるライターCoCoLoを呼んです。一緒に「the 比較級 of the two」の意味や例文を見ていきます。

ライター/CoCoLo

高校在学中に、英検2級取得及び海外ホームステイの経験を持つ。受験生から社会人まで多くの人に、現役大学生ならではの、分かりやすく、その日から活用できるような英語情報を伝える。

熟語「the 比較級 of the two」の意味は?

image by iStockphoto

熟語「the 比較級 of the two」の意味は、「2つのうちより~な方」という意味です。普通、比較級は2つ以上の複数のものや人を比べる際に使われます。しかし、今回の英熟語の比較対象は2つ。ということは、「より~な方」は1つに特定されますよね?そのため、比較級の直前に「the」が付くんです。

意味「2つのうちより~な方」

「the 比較級 of the two(+複数名詞)」という形で、2つ及び2人のうちどちらがよりどうなのかを表現したいときに使います。「例えば、I bought the bigger of the two tomatos.」(私は、2つのトマトのうち、大きい方を買った。)という風に使うことができます。また、この熟語は「the cheaper」や「the more expensive」など、価格の比較で使われることが多いです。

さらに、ここで注意したいのは、「the」につられて最上級で使わない、また、「two」の後ろの名詞は複数形を取るということ。この2点に注意しましょう。

My sister gave me the cheaper of the two books.
姉は、2つの本のうち値段の安い方を私に与えた。

I chose the more expensive of two new bicycles.
私は、2つの新しい自転車のうち値段の高い方を買った。

He put on the lighter of the two shoes.
彼は、2足の靴のうちより軽い方を履いた。

熟語「the 比較級 of the two」の言い換えや、似た表現は?

ここまで、熟語「the 比較級 of the two」について見てきました。では、2つのもの(人)の比較ではなく、3つ以上のもの、また、1つのもの(同一のもの)の異なる性質を比較する場合の表現はどうでしょうか?まず、3つ以上のもの(人)を比べるときに使うことのできる表現を見ていきましょう。

\次のページで「似た表現:3つ以上のもの(人)の比較」を解説!/

似た表現:3つ以上のもの(人)の比較

3つ以上のもの(人)の比較をする際は、比較対象が2つの時ように「より~な方」が1つに特定されません。そのため、「3つ以上の中でいちばん~なもの」という場合は、比較級ではなく最上級を使いましょう。

This is the best of the three ways.
これが3つの方法のうち、最良です。

John bought the cheapest of the four clothes.
ジョンは4着の服のうち、一番安いものを買った。

似た表現:1つのもの(同一のもの)の異なる性質の比較

1つのもの(同一のもの)の異なる性質の比較をする際は、「more+原級+than+原級」という表現を使うことができます。ここでは、1つのもの(人)の中で異なる性質を比べる、つまり、比較対象がいないので、比較級は使いません。原級を使うということに注意しましょう。

Ken is more crafty than smart.
ケンは賢いというよりずる賢い。

She is more beautiful than cute.
彼女は可愛いというより綺麗だ。

The Japanese are more shy than modest.
日本人は謙虚というよりシャイだ。

熟語「the 比較級 of the two」を使いこなそう

この記事では熟語「the 比較級 of the two」の使用例や、類似表現を説明しました。比較級の表現を使うときは、何が比較対象かや、比較対象の数なども意識してみましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「the 比較級 of the two」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「the 比較級 of the two」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「the 比較級 of the two」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「2つのうちより~な方」ですが、最上級などの他の用法と一緒に意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC765点で、アメリカでのホームステイ経験もある、現役の国際系女子大生であるライターCoCoLoを呼んです。一緒に「the 比較級 of the two」の意味や例文を見ていきます。

ライター/CoCoLo

高校在学中に、英検2級取得及び海外ホームステイの経験を持つ。受験生から社会人まで多くの人に、現役大学生ならではの、分かりやすく、その日から活用できるような英語情報を伝える。

熟語「the 比較級 of the two」の意味は?

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熟語「the 比較級 of the two」の意味は、「2つのうちより~な方」という意味です。普通、比較級は2つ以上の複数のものや人を比べる際に使われます。しかし、今回の英熟語の比較対象は2つ。ということは、「より~な方」は1つに特定されますよね?そのため、比較級の直前に「the」が付くんです。

意味「2つのうちより~な方」

「the 比較級 of the two(+複数名詞)」という形で、2つ及び2人のうちどちらがよりどうなのかを表現したいときに使います。「例えば、I bought the bigger of the two tomatos.」(私は、2つのトマトのうち、大きい方を買った。)という風に使うことができます。また、この熟語は「the cheaper」や「the more expensive」など、価格の比較で使われることが多いです。

さらに、ここで注意したいのは、「the」につられて最上級で使わない、また、「two」の後ろの名詞は複数形を取るということ。この2点に注意しましょう。

My sister gave me the cheaper of the two books.
姉は、2つの本のうち値段の安い方を私に与えた。

I chose the more expensive of two new bicycles.
私は、2つの新しい自転車のうち値段の高い方を買った。

He put on the lighter of the two shoes.
彼は、2足の靴のうちより軽い方を履いた。

熟語「the 比較級 of the two」の言い換えや、似た表現は?

ここまで、熟語「the 比較級 of the two」について見てきました。では、2つのもの(人)の比較ではなく、3つ以上のもの、また、1つのもの(同一のもの)の異なる性質を比較する場合の表現はどうでしょうか?まず、3つ以上のもの(人)を比べるときに使うことのできる表現を見ていきましょう。

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