代表的な「気体の発生」について現役理系大学生ライターがわかりやすく解説
さらし粉って何?
さらし粉は塩化カルシウムCaCl2と次亜塩素酸カルシウムCa(ClO)2の混合物のことを言うんですね。
塩化カルシウムと次亜塩素酸カルシウムの混合の割合が1:1だとすると、Ca:Cl:ClO=1:1:1となり、水和しているH2Oを考えると、CaCl(ClO)・H2Oとなります。
高度さらし粉は、塩化カルシウムと次亜塩素酸カルシウムの割合に関して、次亜塩素酸カルシウムが多いものを指すんです。
さらし粉と塩酸の反応について
では、さらし粉に塩酸を加えるとどうして塩素が発生するのでしょうか?
HClを加えると、さらし粉に含まれているClO-と弱酸の遊離反応を起こし、HClOが遊離するんですね。
すると、HClとHClOが酸化還元反応を起こし、
HClO+HCl→H2O+Cl2↑
という反応が起き、高度さらし粉と希塩酸の反応も同じ原理で塩素が発生します。
化合物の気体について
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単体の物質は当然数が限られていますが、化合物となると、様々元素の組み合わせとなり無数に存在します。そのため、化合物の気体は大量に存在するので、全てを細かく紹介することはできません。しかし、気体の種類を大まかに分類すると、有機化合物と無機化合物の2種類だけなんですね。今回は、有機化合物の気体は本当にたくさんの種類があるので、無機化合物の代表的な気体について解説していこうと思います。
無機化合物の気体
無機化合物の気体を大きく分けると、非金属水素化合物と非金属酸化物の2種類あるんですね。
非金属水素化合物は例えば、HClやHFやNH3などがあり、非金属酸化物だとCO2やNOやNO2、SO2などがあります。
非金属水素化合物と非金属酸化物をそれぞれ見ていきましょう!
非金属水素化合物の気体について
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無機化合物のうち、非金属水素化合物の気体はHFやHCl、NH3くらいしかありません。
1種類ずつ気体の発生について見ていきましょう。
フッ化水素の発生について
フッ化水素はホタル石(主成分CaF2)に濃硫酸を加えて加熱すると揮発性の酸の遊離反応によって発生し、化学反応式は次のようになります。
CaF2+H2SO4→CaSO4+2HF
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