この記事では英語の熟語「make a blunder」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「へまをする」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外居住経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「make a blunder」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から外国に興味を持ち、大学は英文科を卒業。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

熟語「make a blunder」の意味は?

image by iStockphoto

「blunder」とは「しくじり」、「へま」、「間違い」といった意味を持ちます。ちょっとしたことから重大な過失まで指すこともありますが、いずれの場合も不注意などから起きたつまらない失敗ということです。

日本語では「へまをする」といいいますが、「do a blunder」などとは言わず「make a blunder」という表現をします。「make」は「作る」という意味のほかに「生じさせる」「引き起こす」という意味もあり、「make a blunder」で「へまをする」という意味になるんですね。

意味「へまをする」

「blunder」は「へま」「失敗」というような意味ですが、「a blunder」となっているように可算名詞、数えられる名詞です。「make a blunder」だと「(ひとつ)へまをする」いうことになりますね。加算名詞ということは複数形も可能なわけですので、「make series of blunders」のようにいくつか失敗が重なったときにも使えますよ。

ちなみに、動詞も同形ですので「I blundered.」のように動詞としても使用可能です。

I made a stupid blunder at work today.
今日仕事でばかな失敗しちゃったよ。

I hope I won't make too many blunders.
あんまりミスしなければいいけど。

Don't be afraid to make a blunder, you can learn from it.
へまをすることを恐れるな、そこから学ぶこともできるから。

熟語「make a blunder」の言い換えや、似た表現は?

「make a blunder」のように「へまをする」「失敗する」という意味の英語表現はいろいろあります。同じような表現でも「間違える」「誤る」「ミスをする」などさまざまあり、ニュアンスや用法が異なることも多いですね。よく使われる表現をいくつか見てみましょう。

\次のページで「似ている表現:「make a mistake」」を解説!/

似ている表現:「make a mistake」

「make a mistake」も「make a blunder」と同じ構造ですね。「make」はここでは「生じさせる」「引き起こす」という意味で、「mistake」は加算名詞、「間違い」という意味ですので「make a mistake」で「間違える」です。

「mistake」は不注意からの間違い、思い違いからの間違いですので、AとBを混同して間違えた、判断を間違ったなどのときは「mistake」が適切でしょう。

It was a mistake to trust him in this matter.
この件で彼を信用したのは間違いだった。

I think I made a big mistake!
ひどい間違いをしてしまった!

Don't worry, everyone makes a mistake.
心配するな、誰にも間違いはある。

似ている表現:「mess up」

「mess」はめちゃくちゃな状態にすることです。「up」には「完全に」「し尽くす」というようなニュアンスが含まれますので、「mess up」で「台無しにしてしまう」という意味になります。「mess up」は広い意味でめちゃくちゃにすることですので、部屋を散らかす、問題に立ち入って混乱を引き起こすというような時にも使いますよ。

ちなみに、「screw up」も同じような表現ですが、こちらの方がよりカジュアルです。

A very important exam is coming next week. I'm afraid I will mess up.
来週大事な試験があるんだ。へましないか心配だよ。

If you mess it up, you can always try again.
もし失敗しても、またやればいいじゃないか。

I think I messed up on question one.
設問1を間違えちゃったと思う。

似ている表現:「go wrong」

「go wrong」は正しい結果にたどり着かないことで、「失敗する」という意味です。計画などが期待された方向に進まずに間違った結果、望ましくない結果になるということですね。ここでの「go」は「become」に近い意味で、「(... という結果に)なる」という意味です。

I don't know where it went wrong.
どこで間違ってしまったのかわからない。

This plan can't go wrong.
この計画は必ずうまくいく。(失敗しようがない)

It seems that everything started to go wrong for her.
全てが彼女にとって悪い方向に向かい始めたようだ。

\次のページで「熟語「make a blunder」を使いこなそう」を解説!/

熟語「make a blunder」を使いこなそう

この記事では熟語「make a blunder」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。「make a blunder」は「しまった!ヘマやっちゃった!」というようなケアレスミスのことです。「blunder」は複数形で使ったり、動詞として使ったりと様々なバリエーションで使える便利な単語でもありますよ。慣れてきたら少しずつ使ってみましょう。一緒に覚えると表現の幅が広がりますね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「make a blunder」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「make a blunder」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「make a blunder」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「へまをする」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外居住経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「make a blunder」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から外国に興味を持ち、大学は英文科を卒業。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

熟語「make a blunder」の意味は?

image by iStockphoto

「blunder」とは「しくじり」、「へま」、「間違い」といった意味を持ちます。ちょっとしたことから重大な過失まで指すこともありますが、いずれの場合も不注意などから起きたつまらない失敗ということです。

日本語では「へまをする」といいいますが、「do a blunder」などとは言わず「make a blunder」という表現をします。「make」は「作る」という意味のほかに「生じさせる」「引き起こす」という意味もあり、「make a blunder」で「へまをする」という意味になるんですね。

意味「へまをする」

「blunder」は「へま」「失敗」というような意味ですが、「a blunder」となっているように可算名詞、数えられる名詞です。「make a blunder」だと「(ひとつ)へまをする」いうことになりますね。加算名詞ということは複数形も可能なわけですので、「make series of blunders」のようにいくつか失敗が重なったときにも使えますよ。

ちなみに、動詞も同形ですので「I blundered.」のように動詞としても使用可能です。

I made a stupid blunder at work today.
今日仕事でばかな失敗しちゃったよ。

I hope I won’t make too many blunders.
あんまりミスしなければいいけど。

Don’t be afraid to make a blunder, you can learn from it.
へまをすることを恐れるな、そこから学ぶこともできるから。

熟語「make a blunder」の言い換えや、似た表現は?

「make a blunder」のように「へまをする」「失敗する」という意味の英語表現はいろいろあります。同じような表現でも「間違える」「誤る」「ミスをする」などさまざまあり、ニュアンスや用法が異なることも多いですね。よく使われる表現をいくつか見てみましょう。

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