化学

化学をもっと楽しもう!「身近な化学反応」を元塾講師が解説

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興味があるから知っていくことは面白いし、理解できるからもっと知りたくなる。趣味に限らず、勉強でもこの流れを作っていけるのが理想だよな。

2.衣食住に関わる化学

誰もが生活していくうえで欠かすことのできない衣食住に、化学反応は密接に関わっています。それぞれ具体例を挙げてみましょう。

2-1.衣服

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衣食住の衣に関わる家事といえば洗濯ですよね。通常の洗濯で汚れが落ちなかったとき、大活躍するのが漂白剤です。漂白剤と一口に言っても、汚れの原因や衣類の材質に応じてタイプを使い分ける必要があるのをご存知でしたか?

一般的に広く用いられるのは酸化型漂白剤で、汚れの原因を酸化させることでシミや黄ばみを落とす効果があります。さらに、白物だけでなく色柄物にも使える酸素系漂白剤、より漂白効果の高い白物のみに使える塩素系漂白剤と分類されるのです。また、鉄分や赤土などの酸化物由来の汚れを落としたい場合には、これらを還元させることで汚れを落とす還元型漂白剤が有効とされています。

酸化・還元といえばカイロやさび、金属を使った実験を想像しがちですが、洗濯にも活かされているのがわかりますね。

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漂白剤のチョイスを間違えることで服をだめにしてしまうことがあるんだ。そう考えると化学の知識も無駄とはいえないよな。

2-2.食事

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続いては衣食住の食、料理に関する化学について見ていきましょう。美味しい料理を作るために欠かせない化学反応といえばメイラード反応です。これを理解することで、料理のスキルが向上すること間違いありませんよ。

メイラード反応とは加熱による糖とアミノ酸の反応で、これにより食品は茶色く色付き香りを増すというものです。トースト、ステーキ、カラメル、ご飯のおこげなどがこれに当たります。調理失敗による焦げとは異なり、美味しそうな色合いと香ばしい香りが想像できませんか?
加熱といえば燃焼で、最後まで反応させる、燃やしきるというのが学校で学ぶ化学では定番ですよね。生活の中では、食べ物を美味しく食べるための方法として化学反応を用いていたことがわかるでしょう。

2-3.居住

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最後は衣食住の住、住まいに関する化学を見てみましょう。快適な室内環境にジメジメは大敵ですよね。靴箱やクローゼットは換気しにくく日が当らないこともあり、湿っぽい空気がこもりがちです。そんなときに活躍するのが除湿剤ですよね。

使い始めは容器に白い粒が入っていますが、時間が経つと液体に変わるというタイプがよく市販されています。これは除湿剤に含まれる塩化カルシウムが空気中の水を吸収し、水和物と呼ばれる水分子を含んだ物質を生成する反応を利用したものです。湿気を取り除くことで嫌な臭いが軽減し、防カビ効果にもつながりますね。

水が関係する実験といえば、直接液体の水を用いたり、反応によって水が生成するものがありましたね。このように時間をかけて空気中の水分と反応するものもあることを覚えておきたいですね。

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Ayumi05