中和と塩を定義から現役理系大学生ライターが詳しくわかりやすく解説
塩の生成の反応の種類
塩の生成を分類すると次のようになります。
その1 酸+塩基
その2 酸+塩基性酸化物
その3 酸+金属単体
その4 酸性酸化物+塩基
その5 酸性酸化物+塩基性酸化物
その6 非金属単体+塩基
その7 非金属単体+金属単体
全部でこの7種類です。一つ注意しておかなければならないことが、
酸性酸化物+金属単体、塩基性酸化物+非金属単体は反応しないということなんですね。
塩の生成反応の例
次に上記のその1からその7の反応例を見ていきましょう!
その1 HCl+NaOH→NaCl+H2O
その2 2HCl+Na2O→2NaCl+H2O
その3 Zn+H2SO4→ZnSO4+H2
その4 CO2+2NaOH→Na2CO3+H2O
その5 CO2+Na2O→Na2CO3
その6 Cl2+2NaOH→NaCl+NaClO+H2O
その7 Cl2+Cu→CuCl2
となっており、どれも塩が生成していますね。
塩の種類について
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次は、塩の種類についてみていきましょう。
塩には正塩、酸性塩、塩基性塩の3種類があるんですね。
ここで、注意しなければならないのは、酸性塩は水に溶かすと酸性になる塩ではないということ。
もちろん、塩基性塩も水に溶かして塩基性になる塩というわけではありません。
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