この記事では英語の熟語「think of A as B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBとみなす」ですが、AとBの関係に注目することでもっと理解が深まるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「think of A as B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「think of A as B」の意味は?

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「think of A as B」は「AをBとみなす」「AをBと考える」と言う意味の熟語です。この「動詞+A as B」の形は他にも色々ありますが、いずれも「A=B」の関係が成り立ちます

例を挙げると、「I think of him as a good friend.」(私は彼を良い友人とみなしている)という文では、「him=a good friend」という関係になっているという意味です。

「動詞+A as B」は、試験問題などでも色々な形で出てくるので覚えておきましょう。

意味「AをBとみなす」

「think of A as B」は、AとBの関係が「A=B」だと理解できれば難しくはありません。ただし前置詞「as」の後ろの「B」の位置に、名詞以外のもの(形容詞など)が例外的に置けることがあります。

前置詞の後ろは名詞が来ると覚えている人も多いと思いますが、例文の3つ目に使われている「hopeless」という単語は形容詞です。その理由に関しては文法的に色々な解釈があるようですが、この場合は例外として理解しておきましょう。

I think of Taro as a good name.
太郎はいい名前だと思う。(Taro=a good name)

I don't think of myself as an old man.
私は自分のことを老人だとは考えていない。(myself=an old man)

They think of government as hopeless.
彼らは政府はどうしようもないとみなしている。(government=hopeless)

「think of A as B」の受動態

「think of A as B」は、受動態で出題されることもあるので、基本的な形「A is thought of as B」を押さえておきましょう。「A」が主語になり、「be動詞+thinkの過去分詞+of」が続きます。「as」の位置はそのまま「B」の前です。

例文を見て慣れておけば、試験に出題されても慌てずに済みますね。

You are thought of as young.
あなたは若いと思われている。

I am thought of as a boring person.
私は退屈な人間だとみなされている。

That girl is thought of as mysterious.
あの女の子はミステリアスだと思われている。

\次のページで「熟語「think of A as B」の言い換えや、似た表現は?」を解説!/

熟語「think of A as B」の言い換えや、似た表現は?

「think of A as B」と同じく「動詞+A as B」の形になっているフレーズはたくさんあります。中でも文法問題などでよく見かけるのが「regard A as B」と「look on A as B」です。

言い換え例:「regard A as B」を使った言い換え

「regard A as B」を使うと、言い換えることが可能です。「regard」には、そもそも「みなす」「考える」という意味があるため、「regard A as B」で「AをBとみなす」という意味になります。

He regards me as an enemy.
彼は私のことを敵とみなしている。

They regard the situation as serious.
彼らは状況を深刻にとらえている。

Jane regards herself as a painter.
ジェーンは自分のことを画家だと思っている。

言い換え例:「look on A as B」を使った言い換え

「look on A as B」も「動詞+A as B」の形の熟語です。この「look on A as B」と「think of A as B」は動詞の後ろに「on」や「of」などの前置詞を伴いますが、「regard A as B」には前置詞は必要ありません

試験では、日本語訳に合う正しい前置詞を選ぶような問題も出題されることがあるので、よく覚えておきましょう。

I look on him as a good teacher.
私は彼を良い先生だと思う。

We look on you as a genius.
私たちはあなたを天才だとみなしています。

I look on the plan as excellent.
その計画は素晴らしいと思う。

\次のページで「熟語「think of A as B」を使いこなそう」を解説!/

熟語「think of A as B」を使いこなそう

この記事では熟語「think of A as B」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。基本になる「動詞+A as B」の形では、前置詞を必要とするものとそうでないものがあるので注意してください。また「A as B」は「A=B」になるということを覚えておくことも重要です。

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英語の熟語

【英語】1分でわかる!「think of A as B」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「think of A as B」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「AをBとみなす」ですが、AとBの関係に注目することでもっと理解が深まるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「think of A as B」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「think of A as B」の意味は?

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「think of A as B」は「AをBとみなす」「AをBと考える」と言う意味の熟語です。この「動詞+A as B」の形は他にも色々ありますが、いずれも「A=B」の関係が成り立ちます

例を挙げると、「I think of him as a good friend.」(私は彼を良い友人とみなしている)という文では、「him=a good friend」という関係になっているという意味です。

「動詞+A as B」は、試験問題などでも色々な形で出てくるので覚えておきましょう。

意味「AをBとみなす」

「think of A as B」は、AとBの関係が「A=B」だと理解できれば難しくはありません。ただし前置詞「as」の後ろの「B」の位置に、名詞以外のもの(形容詞など)が例外的に置けることがあります。

前置詞の後ろは名詞が来ると覚えている人も多いと思いますが、例文の3つ目に使われている「hopeless」という単語は形容詞です。その理由に関しては文法的に色々な解釈があるようですが、この場合は例外として理解しておきましょう。

I think of Taro as a good name.
太郎はいい名前だと思う。(Taro=a good name)

I don’t think of myself as an old man.
私は自分のことを老人だとは考えていない。(myself=an old man)

They think of government as hopeless.
彼らは政府はどうしようもないとみなしている。(government=hopeless)

「think of A as B」の受動態

「think of A as B」は、受動態で出題されることもあるので、基本的な形「A is thought of as B」を押さえておきましょう。「A」が主語になり、「be動詞+thinkの過去分詞+of」が続きます。「as」の位置はそのまま「B」の前です。

例文を見て慣れておけば、試験に出題されても慌てずに済みますね。

You are thought of as young.
あなたは若いと思われている。

I am thought of as a boring person.
私は退屈な人間だとみなされている。

That girl is thought of as mysterious.
あの女の子はミステリアスだと思われている。

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