
炎の色はなぜ違う?青くなる理由は?温度による色の変化を理系出身の元塾講師がわかりやすく解説
2-2.ガスバーナー

image by iStockphoto
ガスバーナーは実験でもよく使われますね。バーベキューや燻製など、家庭で使用する場合もあるでしょう。もちろん工業用として使用されることもあります。
使用されるガスはいわゆる都市ガスの場合もあれば、プロパンガスやブタンガスなどです。直接可燃性の気体を燃やしていることで、効率的に熱を伝えることができますね。
こちらの記事もおすすめ

3分でわかる!プロパンガスと都市ガスの違いとは?料金やメリット・デメリットについて雑学大好きライターがわかりやすく解説!
2-3.ガスコンロ

image by iStockphoto
あなたの家のキッチンにあるコンロはガスを用いたものでしょうか。今どきオール電化の家も増えてきているので、IHだという人も多いかもしれませんね。
しかし飲食店ではガスコンロを使っている場合がほとんどです。ガスコンロには都市ガスやプロパンガスなど、ガスバーナー同様に直接可燃性の気体を燃やすことで火力調節がしやすいというメリットがあります。IHコンロよりも最大火力が大きいということもメリットでしょう。安全性の理由から選ばれることの多いIHコンロですが、ガスコンロにはガスコンロだけのメリットもたくさんあるということですね。
2-4.薪

image by iStockphoto
薪ストーブやキャンプファイヤーで用いられる薪は、1年以上乾燥させてから使用しているのをご存知でしたか。水分が多いと燃焼効率が悪くなってしまうからです。
薪に火をつけることで残っていた水分が蒸発し、炭素を含むガスであるタールが発生します。これが燃焼することで炎となり、二酸化炭素やススとなるのです。
一方で炭はじっくり時間をかけて木を蒸し焼きにし、炭化させています。ガスの発生量によって火力が大きく変わる薪とは異なり、炭素自体をじっくりと燃焼させる炭は安定した火力を得ることができるのがメリットです。薪と炭、それぞれの特徴を理解し、用途に合わせて使用することが大切ですね。
3.炎の色が変わるワケ
炎の見た目は様々です。その中でも色の違いに注目してみましょう。
3-1.炎の大きさ
では炎の大きさと炎の色の関係を見ていきましょう。
炎の大きさでいえば 薪>>>ガスコンロ>ガスバーナー>ロウソク といったところでしょうか。
しかし色で見れば 薪とロウソクは赤、ガスコンロとガスバーナーは青の炎 ですね。
ロウソクをたくさん集めれば炎は大きくなりますが、青い炎にはならないでしょう。反対に薪の数を減らせば炎は小さくなるかもしれませんが、こちらも炎の色の変化は起こりません。つまり、炎の大きさと色は必ずしも関係するものではないといえそうですね。
\次のページで「3-2.炎の温度」を解説!/