タンパク質と生物体の機能理科生物

5分でわかる「鉱質コルチコイド」!糖質コルチコイドとの違いは?現役講師が解説!

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ナトリウムイオンやカリウムイオンのはたらきは浸透圧のバランス調節だけではありません。神経細胞の興奮伝達筋肉の細胞のはたらきにおいてもこれらのイオンが不可欠なんです。ナトリウムイオンやカリウムイオンのアンバランスが続くと、神経や筋肉が正常にはたらかなくなり、命に関わるほどの危険な状態に陥ることもあります。

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ナトリウムイオンやカリウムイオンの量の調節がからだにとってどれだけ大切なことかわかってもらえただろうか?興味のあるやつは『神経細胞の興奮の伝導』『ニューロンの構造』などのところを合わせて学習してみるといいぞ。

鉱質コルチコイドに関連した病気

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前述の通り、鉱質コルチコイドや糖質コルチコイドなどは副腎皮質から分泌されるホルモンですが、これらの生産量が低下し、からだにさまざまな症状が現れるようになってしまう病気があります。それが、アジソン病、または慢性原発性副腎皮質機能低下症です。

副腎皮質が破壊され、鉱質コルチコイドや糖質コルチコイドの分泌が足りなくなることで、ナトリウムイオンやカリウムイオンのバランスが崩れ、吐き気や脱力感、低血糖などの症状が現れます。日本でも難病に指定されている、治療の難しい病気です。

この病気の患者さんは、人工的に合成した鉱質コルチコイド(フルドロコルチゾン)や糖質コルチコイド(ヒドロコルチゾン)を服用することになります。副腎はあまり目立たない器官ですが、とても重要な役割を果たしているんですね。

鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドの違いをおさえよう

ここまで読んでくれたあなたは、鉱質コルチコイドのことをしっかり意識できるようになったはず。「名前は覚えたけれど糖質コルチコイドと混ざってしまうし、そのはたらきもよくわからなくなる…」と思っていた人も、違いがはっきり分かったのではないでしょうか?ナトリウムイオンやカリウムイオンの体内での重要性と合わせ、しっかりと覚えておきましょう。

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yu_onozuka