英単語の暗記に苦労している人は多い。同じ覚えるのなら、より効率的にと誰しも思うものです。暗記しやすくなるコツについて、日常から気をつけることをチェックした上で、工夫により効率とモチベーションを上げていく方法を見ていきます。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

日常的に意識するといい英単語暗記のポイント

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英単語暗記のコツのうち、日常的に意識するといい基本的なことについて解説します。英単語暗記によって、「英単語を見て意味がわかる」または「日本語を見て英単語が書ける」ことが目的ですが、英単語と日本語の間に「読み」をはさむことによって暗記しやすくなりますよ。

「読み」を橋渡し役に

まずは、英単語を暗記する際に「読み」を橋渡し役にする方法です。無意識にそうしている人も多いかもしれませんが、今一度ぜひ確認してみてください。

例えば「important」という英単語を書く場合、「インポータント」という読みに基づいて綴りを書くのはそれほど難しいことではありません。「重要な→インポータント→important」です。これから暗記しようという段階においては、「読み」を介するのは有効ですよ。

どうしても読みと綴りが結びつかない場合は、無理やりな読み方で綴りにつなげるのもひとつの方法ですよ。例えば、「restaurant(レストラン)」は読みから綴りにつなげるのは難しいので、「レスタウラント」と無理やり読んで暗記するのもありでしょう。

書くときは「二度見禁止」で

次は、英単語を書くときのポイントです。英単語を書いて練習したり、練習でなくとも知らない単語を書く場面があると思います。その際に、一度英単語見たら、再度英単語を見返さずに最後まで書ききることです。これができれば、一旦は英単語を暗記したことになるので、途中で何度も見返しながら書くよりも早く暗記できます。

例えば「難しい」なら、「diffi」と書いて再度英単語を見返して「cult」と続けるよりは、一度単語を見て「difficult」と最後まで書ききるということです。この日常的な繰り返しが大切ですよ。

工夫して効率を上げる英単語暗記のポイント

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日常的な英単語暗記の中で、英単語を区切ること、時期や単語の種類などを区切ることによって効率化できる場合があります。区切って分類するなど、工夫して暗記の効率を上げていきましょう。

\次のページで「パーツに分けて暗記を補助」を解説!/

パーツに分けて暗記を補助

ひとつめは、ひとつの英単語をいくつかに区切ることで暗記しやすくする方法です。区切られたパーツが他の単語と同じ場合はグループ化して暗記できるので効率的ですね。

例えば、「cap」は「帽子」の意味で頭にかぶるものです。「captain」だと「キャプテン、船長、隊長」の意味ですし、「capital」だと「首都」といずれも「頭」に関する意味になりますね。

他には、「form」は「形」の意味します。「formal」になると「堅苦しい」、「formation」は「構成、編成、形態」、「transform」なら「変形する」など「形」という意味を含む英単語ですね。

このように、共通するパーツを意識すると効率的に英単語を暗記できます。

暗記のペースと復習のサイクル

ふたつめは、どのくらいの数の単語をどのくらいの期間ですすめてどれくらいの時期に復習するかということです。せっかく頭に入ったことが、どんどん抜けていってはもったいないので、これも大切なことですね。

1週間に数十単語とか数ページ単位で、1年かそれ以上かけて小テストを実施している学校もあると思いますが、これだけでは不十分。では、なぜ不十分なすすめ方をするのかというと、個人差があるからです。人によって復習にかかる時間も違うし、重要な科目も違うので、最低限のこととしての小テストを実施しています。

ですから、個人ごとに目標は違ってきますが、英語を得意科目にしたい人は学校の小テストとは別にどんどん難しい単語を暗記すべきでしょうし、苦手な人は定期的に単語の復習をすべきだということです。学校の小テストだけでは不十分なことは間違いありません。

工夫によって「効率アップ」と「モチベーションアップ」を

英単語暗記のコツについて、日常気をつけることや工夫できることを解説してきました。ちょっとしたことで暗記のスピードがグンと上がる人もいるので、「二度見禁止」など日常からできることをやってみてはどうでしょうか。

また、英単語暗記は「継続が命」です。そのため、モチベーションを落とさない工夫が必要になってきます。長期的な目標だけでなく1,2ヶ月間程度の中期的な目標を決めること、1日のうちの取り組む時間を決めること、アプリなどを効果的に利用することなど「効率アップ」と「モチベーションアップ」を意識して継続できるといいですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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【英語】英単語暗記のコツを現役塾講師がわかりやすく解説!単語を書くときは「二度見禁止」で

英単語の暗記に苦労している人は多い。同じ覚えるのなら、より効率的にと誰しも思うものです。暗記しやすくなるコツについて、日常から気をつけることをチェックした上で、工夫により効率とモチベーションを上げていく方法を見ていきます。

10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムと一緒に解説していきます。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

日常的に意識するといい英単語暗記のポイント

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英単語暗記のコツのうち、日常的に意識するといい基本的なことについて解説します。英単語暗記によって、「英単語を見て意味がわかる」または「日本語を見て英単語が書ける」ことが目的ですが、英単語と日本語の間に「読み」をはさむことによって暗記しやすくなりますよ。

「読み」を橋渡し役に

まずは、英単語を暗記する際に「読み」を橋渡し役にする方法です。無意識にそうしている人も多いかもしれませんが、今一度ぜひ確認してみてください。

例えば「important」という英単語を書く場合、「インポータント」という読みに基づいて綴りを書くのはそれほど難しいことではありません。「重要な→インポータント→important」です。これから暗記しようという段階においては、「読み」を介するのは有効ですよ。

どうしても読みと綴りが結びつかない場合は、無理やりな読み方で綴りにつなげるのもひとつの方法ですよ。例えば、「restaurant(レストラン)」は読みから綴りにつなげるのは難しいので、「レスタウラント」と無理やり読んで暗記するのもありでしょう。

書くときは「二度見禁止」で

次は、英単語を書くときのポイントです。英単語を書いて練習したり、練習でなくとも知らない単語を書く場面があると思います。その際に、一度英単語見たら、再度英単語を見返さずに最後まで書ききることです。これができれば、一旦は英単語を暗記したことになるので、途中で何度も見返しながら書くよりも早く暗記できます。

例えば「難しい」なら、「diffi」と書いて再度英単語を見返して「cult」と続けるよりは、一度単語を見て「difficult」と最後まで書ききるということです。この日常的な繰り返しが大切ですよ。

工夫して効率を上げる英単語暗記のポイント

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日常的な英単語暗記の中で、英単語を区切ること、時期や単語の種類などを区切ることによって効率化できる場合があります。区切って分類するなど、工夫して暗記の効率を上げていきましょう。

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