【英語】1分でわかる!「Don’t mention it.」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
端的に言えばこの熟語の意味は「どういたしまして」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役の翻訳者であるライターmiyukiを呼んです。一緒に「Don’t mention it.」の意味や例文を見ていきます。
ライター/miyuki
都内で働く現役の翻訳者。国内外の論文、報告書などの和訳と英訳を手がける。経験を生かして自然で簡潔な英語表現を伝授する。
熟語「Don’t mention it.」の意味は?
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mentionは「~に言及する」「~について述べる」という意味の単語なので、「Don’t mention it.」を直訳すると「言及しないで」となりますね。
発現を否定する表現にも見えますが、ネイティブの会話では少し違った意味で使用されることが多いフレーズです。
詳しく見ていきましょう。
意味その1「どういたしまして」
「Don’t mention it.」はお礼やお詫びの言葉に対する返答として日常的に使われるフレーズです。
お礼の言葉を述べないで下さい、そんなに気にしないでください、といったニュアンスですね。
「礼にはおよびません」「いいっていいって」などと訳されることもあります。
Not at all. Don’t mention it.
いえいえ。お礼には及びません。
Thanks a lot for dinner. Don’t mention it.
夕飯をありがとう。どういたしまして
意味その2 「そのことには触れないでください」
直訳に近い意味で使われることもあります。
触れてほしくない話題や質問をされたときに、その話はしないでほしい、といったニュアンスですね。
意味その1の「どういたしまして」と紛らわしいため、強調の副詞であるevenを伴うことが多いのも特徴です。
Don’t even mention it.
そのことについては一切言及しないでください。
Please, don’t mention it in her presence.
どうか彼女の前でその話題には触れないでください。
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