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アメリカ独立の父「ベンジャミン・フランクリン」のスーパー公務員的生き方を元大学教員が解説

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ベンジャミン・フランクリンは大統領選に出馬する動きは見せなかったようだ。独立宣言後はパリに滞在し、ヨーロッパ諸国との外交に力を注いだ。アメリカ・スウェーデン友好通商条約を締結させたのも他ならぬフランクリンだった。

科学者・発明家としての才能を発揮した「ベンジャミン・フランクリン」

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「アメリカ建国の父」として、実業家・政治家のシンボル的存在となったベンジャミン・フランクリン。実は科学者・発明家として多彩な才能を発揮したことでも知られています。とくに気象・電気の分野の研究を熱心に進めました。

命懸けの実験により雷の電気のメカニズムを解明

ベンジャミン・フランクリンが命懸けで行ったとされる実験が雷に関わるもの。雷がとどろく日にライデン瓶を接続した凧をあげて、雷雲の帯電を証明するというものでした。この実験により、雷の電気のなかにプラスとマイナスがあることが分かったそうです。

この実験の成果は高く評価され、フランクリンはロンドン王立協会の会員になりました。ただ、この実験を行ったところ雷に感電して命を落とした人が。そのため現在は、真似をする人がでないようにほとんど紹介されません。

「フランクリン・ストーブ」は特許を取得せずに社会に還元

もうひとつのベンジャミン・フランクリンの偉大な発明品となるがストーブ。それまでのストーブは熱伝導率が良いとはいえず、あたたまるまでにかなりの時間を要しました。フランクリンは熱伝導率を改善することで、さらに性能がいいストーブを開発します。

このストーブはアメリカの企業が注目し、どんどん商品化していきました。アメリカの家庭に浸透し「フランクリン・ストーブ」として愛されるように。フランクリンはあえて特許を取得せず、発明を社会に無償で還元する道を選びました。

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ベンジャミン・フランクリンの発明はこれだけじゃない。実用可能な発明品を特許取得なしで数多く社会に還元した。遠近両用メガネ、グラスハーモニカ、そして避雷針だ。もちろん避雷針の発明は、彼の命懸けの雷の実験の成果。いまの我々の生活に密接にかかわるものも多いな。

スーパー公務員「ベンジャミン・フランクリン」の教えや生き方は現代にも活かされる

ベンジャミン・フランクリンは今の100ドル紙幣の顔。アメリカ国民に愛されている存在です。それは彼が単なる政治家・実業家ではなく、道徳的な面でも大きな影響を与えているからでしょう。ベンジャミン・フランクリンの『自伝』は、彼の成功哲学のエッセンスが詰まっており、ビジネス書などで引用されることも多々あります。フランクリンは過去の歴史上の人物にとどまらず、現代の私たちの生き方や仕事の仕方に数多くのヒントを与えてくれる存在。だからこそ、リアルタイムで彼の教えや生き方が活かさされているんですね。『自伝』は日本語に翻訳されており、文章も難しくないので、ぜひ、手に取ってみることをおすすめします。

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hikosuke