
偏差値60以上を目指す数学の問題集はこれ!現役東大生がおすすめする参考書をドラゴン桜桜木とわかりやすく解説
こんなにたくさん問題を解いているのに成績が良くならない、成績を上げようと思ってレベルの高い問題集にチャレンジして挫折した、そもそもどんなレベルの問題集を使ったらいいのかわからない、など悩みはつきませんよね。
数学の成績を上げるにはレベルに応じた参考書選びと、問題の解き方も重要です。二浪の後大きく飛躍して合格した現役東大生の西岡さんと、ドラゴン桜の桜木さんの解説からおすすめ数学参考書とその活用の仕方を学んでいきましょう。
今回はYouTube「ドラゴン桜チャンネル」から、数学のおすすめ参考書に関する情報をお届けします。
そもそも西岡さんのスペックは…?

image by Study-Z編集部
二年浪人した後無事東大に合格した西岡さんですが、高校三年生時点での数学の偏差値は40を下回っていたそうです。浪人二年目に数学だけは頑張ろう、点数取ろうと頑張り何とか偏差値60まで上げましたが、そこからなかなか伸びないという悩みを抱えていました。そこで、今回は数学の偏差値60以上を目指し東大対策におすすめの問題集とその活用法を紹介します。
おすすめ参考書その1:これ一冊でOK!完成度の高い問題集
西岡さんのおススメは「チャート式基礎からの数学I+A」。チャート式は難易度が4種類に分かれており、難しい順に赤、青、黄、白があり、問題、解説、類題が載っている完成度の高い問題集です。この問題集が完璧にできるようになれば、これらの問題と同じ系列の問題ができるようになります。

チャート式基礎からの数学I+A
単行本(ソフトカバー) > 高校数学教科書・参考書
数研出版
チャート研究所(編さん)
西岡さん流チャート式の活用法
チャート式で勉強するうえで西岡さんが工夫した点があります。それは、類題から解くこと。先に問題を解くと、下の解説を途中で読んで「できた」気になって問題を解かなくなってしまうからだそうです。そこで、類題を解いて、自分がわかっていないところを理解したうえで問題と解説を読むという方法で勉強をすすめました。解けない類題の問題や解説はよく読むようになるので、理解が深まったそうです。ただし、一回解いて解説読むと次は簡単に解けるので、忘れたころにもう一度解くことが重要だと西岡さんは言います。

自分の性格を理解して勉強法を見つけ出す、それはすごく重要なことだぞ!
お前にとって最適な勉強法は自分の性格を分析して見つけるんだ。
解くだけで終わらせるな!桜木流問題集活用法
たくさんの問題集を買ってたくさん問題を解いても、自分のものになっていないと本番で使えない、と桜木先生はおっしゃっています。数学は全く同じ数字の問題が出ることがないので、多くの問題を解いたほうがいいと思われがちですが、一冊の問題集の問題を確実に自分のものといえる状態にしていくほうが実は重要なのです。
問題を「自分のものにする」

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桜木先生のすすめる数学問題集の活用法は、まず問題をじっくり解き、解けても解けなくても解説をしっかり読みます。読み終えたらすぐもう一度問題を解きましょう。さらに次の日に問題文だけを読んで頭の中で回答が思いつくかどうかを試します。すぐに思いついたら問題を解く必要はありませんが、思いつかなければもう一度問題を解きましょう。そして一週間後にその問題をもう一度解いて、解けたらその問題はもう「自分のものになっている」そうです。問題集の中で自分のものになっている問題をどのくらい増やせるかが重要なポイント。
問題を一回解くともう理解できたと勘違いしがちですが、次の日に解き方が思い浮かばない問題も結構あるものです。何度も何度も復習して初めて自分のものにすることができます。
また、解説をよく読むと、自分の解き方が間違っていたとか別解があることに気づくこともあるでしょう。
解けたと思っても解説をよく読んで、別の解き方や他の回答などをチェックし、本当に自分のものにすることが重要です。
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