
簡単でわかりやすい「水の電気分解」!なぜ水酸化ナトリウムを入れるの?陽極・陰極の反応式も元塾講師が詳しく解説
カルシウム Ca > ナトリウム Na > マグネシウム Mg > 鉄 Fe > 水素 (H2) > 銅 Cu > 白金(プラチナ) Pt > 金 Au
イオン化傾向が大きいものほどイオンである状態がより安定であり、小さいほどイオン化しにくく、酸化反応に代表される化学反応が起こりにくいのです。ナトリウムイオンは水素(水素イオン)よりもイオンである状態を保とうとするため、水素イオンが率先して電子を受け取ることで水素として出てきたと考えれば納得できるでしょう。
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水は電気分解で水素と酸素に分解される
水は水素原子2つと酸素原子1つからなる化合物です。通常化合物はそれ以上分解されない物質の最小単位といえるものですが、電気分解を使えば分解できることを解説しました。
電気分解は電子の動きが関係しているために難しく思われがちですが、結論はこれだけです。
2H2O → 2H2 + O2
さらに「水素は水素イオンというプラスの傾向があるからマイナス(陰極)に寄るかなあ…」という考えに至れば、自ずと考えの方向性が見えてきます。今ある知識をベースに、いかに関係性を見つけて考えるかが化学を楽しむ秘訣です。