化学

簡単でわかりやすい「水の電気分解」!なぜ水酸化ナトリウムを入れるの?陽極・陰極の反応式も元塾講師が詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。今回は水の電気分解について勉強していこう。水を化学式で表すとH2Oであることはみんなも知っているよな。「水は化合物だから分解できないはず…」そう気付けたやつは勘がいいぞ!

電気分解を使えば、化合物も分解することができるんだ。化学に詳しいライターAyumiと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Ayumi

理系出身の元塾講師。わかるから面白い、面白いからもっと知りたくなるのが化学!まずは身近な例を使って楽しみながら考えさせることで、多くの生徒を志望校合格に導いた。

1.水の化学構造を知ろう

image by iStockphoto

水は水素原子2つと酸素分子1つからなる化合物で、化学式では H2O で表されます。また、酸とアルカリの単元では、水の中の一部の水分子は水素イオン H+ と水酸化物イオン OH– というイオンのカタチになって存在しているという話をしましたね。このことから、水分子は水中でこのように存在しているといえます。

H2O → H+ + OH

\次のページで「1-1.水素イオンの考え方」を解説!/

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