
簡単でわかりやすい「水の電気分解」!なぜ水酸化ナトリウムを入れるの?陽極・陰極の反応式も元塾講師が詳しく解説
電気分解を使えば、化合物も分解することができるんです。化学に詳しいライターAyumiと一緒に解説していきます。

ライター/Ayumi
1.水の化学構造を知ろう

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水は水素原子2つと酸素分子1つからなる化合物で、化学式では H2O で表されます。また、酸とアルカリの単元では、水の中の一部の水分子は水素イオン H+ と水酸化物イオン OH– というイオンのカタチになって存在しているという話をしましたね。このことから、水分子は水中でこのように存在しているといえます。
H2O → H+ + OH–
これが水の電気分解で重要な1つめのイオン式(電離式)です。
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