
【英語】1分でわかる!「provide for …」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

端的に言えばこの熟語の意味は「…を養う」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「provide for …」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム
10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。
熟語「provide for …」の意味は?

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熟語「provide for …」には、「…を養う」や「…に備える」という意味があります。「provide」は「pro-(前へ)」と「-vide(見る)」から、「前を見る」となり「先を見据えた行動」を表しますよ。
意味その1 「…を養う」
一つめの意味は「…を養う」です。もと単語の「先を見据えた行動」というイメージから、将来のために「…を養う」として使われます。他に、「養う」には「養成する」などの意味もありますが、ここでは「扶養する」「必要なものをあてがう」のほうの意味で使われますよ。
また、「provide for oneself」で自分自身を養うとなり、「自活する」「独り立ちする」という意味で使うことができます。
He must provide for a large family.
彼は大家族を養わなければならない。
We have a lot of children to provide for.
私たちは養うべきたくさんの子供たちがいる。
She provided for herself last year.
彼女は去年独り立ちした。
意味その2 「…に備える」
もう一つの意味は、「…に備える」です。こちらも、もとの「先を見据えた行動」の通り、将来のために「備える」という意味になります。具体的に何かを「備える」場合のほか、「考慮に入れる」「想定する」という頭の中だけのことでも使うことができますよ。
使い方は、基本は「provide for …」ですが、悪い事態に備える場合は「provide against …」として使います。
We should provide for disaster.
私たちは災害に備えるべきだ。
You must provide for shrinkage in the wash.
あなたは洗濯したら縮むことを考慮しなければらない。
Konyo provided against a famine.
コンヨウは飢饉に備えた。
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