【英語】1分でわかる！「help (to) ○○」の意味・使い方・例文は？専門家と学ぶ英語主要熟語

ライター／さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

熟語「help (to) ○○」の意味は？

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「help」の基本的な意味は「助ける」です。カタカナ英語としてもよく見かける簡単な単語ですが、実は自動詞、他動詞、名詞など色々な形で使われる単語でもあります。

「help … (to) ○○」という形は、「…」の部分に人称代名詞の目的格などが入り、「…が○○するのを手助けする」という意味です。helpの後ろに人称代名詞などが入らない「help (to) ○○」のという形もあります。

この記事では「help (to) ○○」について解説していますので、例文と一緒に見て行きましょう。

「help (to) ○○」は、「help＋to不定詞」の形で「○○するのを助ける」という意味で使われます。このto不定詞の「to」は省略可能です。このことを覚えていないと、穴埋め問題などの時に単語の数と（　）の数が合わない、ということが起こるかもしれません。

My brother helped to start the car.
兄は車を発進させる手伝いをした。

I helped to paint the wall.
私は壁のペンキ塗りを手伝った。

She didn't help find my unbrella.
彼女は私の傘を探す手助けをしてくれなかった。

「help」の持つ助けるという意味から、「役に立つ、貢献する」というような訳にもなります。この場合も「to」が省略されることが多く、一見すると動詞が二つ並んでいるように見えるので注意してください。

This book will help to study English.
この本は英語の勉強に役立ちそうだ。

His advice helped make me stronger.
彼の助言は私を強くするのに役立った。

Social workers help to solve many problems.
ソーシャルワーカーは多くの問題を解決するのに貢献する。

「help (to) ○○」と同じような意味を持つ熟語や単語はいくつかあります。まとめて覚えて、表現の幅を広げましょう。

「help」というと少し大げさかなという時には、「hand」を使い「give …a hand」と表現します。「…」には人称代名詞の目的格などが入り、「…を手伝う」という意味です。日本語でも「助ける、手伝う」という意味で「手を貸す」という表現が用いられていますね。

Could you give me a hand?
手を貸してくれませんか？

Let me give you a hand.
手伝うよ。

Would you mind giving me a hand with this bag?
このバッグを運ぶのを手伝ってもらってもいいでしょうか？

「役に立つ」という意味の時は、「be useful」で言い換えることができます。ただし、主語は人間ではなく物の場合が多く、「（物）が便利だ」という使い方が一般的です。「（人）が便利だ」というと、失礼に聞こえてしまうこともあるので気を付けましょう。

This book will be useful for you.
この本はあなたの役に立つでしょう。

I hope this data will be useful some day.
いつの日かこのデータがあなたの役立つように願っています。

I want to be useful to something.
私は何かのお役に立ちたい。

この記事では熟語「help (to) ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。特に注意したいのは、to不定詞の「to」を省略した形の文です。実際の会話でもこの「to」は省略されることの方が多いので、しっかり覚えておきましょう。