
【英語】1分でわかる!「more or less」の意味・使い方・例文は?ドラゴン桜と学ぶ英語主要熟語

端的に言えばこの熟語の意味は「大なり小なり」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
10数年間、中高生に英語を指導しているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「more or less」の意味や例文を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム
10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。
熟語「more or less」の意味は?

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熟語「more or less」には、「大なり小なり」や「約…」という意味があります。いずれも、量的にはいくらかあるもののはっきりとは表せないというときに使われる表現です。
意味その1 「大なり小なり」
ひとつめの意味は「大なり小なり」です。「more(より多く)」と「less(より少なく)」を「or」でつなぐと「より多くまたはより少なく」となります。そこから「大なり小なり」となりますが、量的な言い方になると「多かれ少なかれ」ですね。
We were more or less surprised at the news.
私たちは大なり小なりそのニュースに驚いた。
We are more or less dependent on someone.
私たちは多かれ少なかれ誰かに依存している。
A man is more or what he looks.
多かれ少なかれ人は見かけ通りである。
意味その2 「約…」
二つめの意味は「約…」です。ある数値を基準にして多くも少なくもなくというイメージで、「約…」や「およそ…」という意味で使われます。文中では、数値のうしろに付け加えられることが多くなっていますよ。
It’s half an hour’s ride, more or less.
車で約30分です。
I won 50 pounds, more or less.
私はおよそ50ポンドもうけた。
The population of the city is five hundred thousand, more or less.
その年の人口は約50万人である。
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