【英語】1分でわかる!「in order to ○○」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語
熟語「in order to ○○」を使いこなそう
この記事では熟語「in order to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。to不定詞に「in order」を補ったものだと考えれば難しくないですね。また意味上の主語は「for」を使うと表現できるということも覚えておきましょう。
この記事では英語の熟語「in order to ○○」について解説する。
端的に言えばこの熟語の意味は「○○するために」ですが、色々な言い換えのパターンを覚えておくと表現の幅が広がるぞ。
個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「in order to ○○」の意味や例文を見ていきます。
ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
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「in order to ○○」は、「○○するために」という意味の熟語です。口語表現というよりは、書き言葉として使われています。
「目的」を表すto不定詞も「○○するために」という意味になりますが、to不定詞には他にも複数の意味があります。そこで「目的」の意味で使用しているということをわかりやすくするため、前に「in order」を付けたのが「in order to ○○」というわけです。
「in order to ○○」はto不定詞を使った熟語なので、後ろには動詞の原形が続きます。
否定文にする場合は、「not」を「to」の直前に置き「in order not to ○○」という形になるということを覚えておきましょう。
He is working hard in order to help his parents.
彼は両親を助けるために、懸命に働いている。
I got up early in order not to be late.
私は遅れないように早起きした。
In order to become an English teacher, I stayed in New York.
英語の先生になるために、私はニューヨークに滞在しました。
「in order to ○○」を含む文全体の主語と、toの後ろに続く動詞に対応する主語が異なる場合があります。この場合「in order for 人 to ○○」のように、toの前にforと人称代名詞などを入れることで表すことが可能です。
これを意味上の主語と言いますが、少し難しいので一つ目の例文を見てください。to以下の「新しい仕事を得る」に対応する意味上の主語は「her=彼女」、「そのために協力した」文全体の主語は「I=私」という構造になっています。
I cooperated in order for her to get a new job.
私は彼女が新しい仕事を得るために協力した。
Don't leave children alone in order for them to stay safe.
安全のため、子どもを一人にしないこと。
My mother gave some money in order for him to have lunch.
お母さんは彼が昼食を食べるためにお金をあげた。
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「○○するために」という意味を持つフレーズは「in order to ○○」やto不定詞だけではありません。少しニュアンスや用法が異なるものなどもありますが、ここでは「so as to ○○」と「in order that」について説明します。
「so as to ○○」を使うと、言い換えることができます。「in order to ○○」と同じような意味ですが、「so as to ○○」の方がややフォーマルな印象です。
また「so as to ○○」は文頭に置くことができず、意味上の主語を「for 人」という形で表す用法がありません。
Tom studied hard so as to pass the exam.
トムは試験に合格するために一生懸命勉強した。
I walked slowly so as not to catch up with him.
私は彼に追いつかないようにゆっくり歩いた。
We left home early in the morning so as to reach there in time.
私たちは時間内にそこへ着けるように、朝早く家を出た。
「in order that」を使うと言い換えることが可能です。「in order」の後ろには「that節」が続くので、「that S+V」の形になり、「may」や「can」などの助動詞を補う場合もあります。
「in order that」と「in order to ○○」の書き換えは試験で出題されることもありますが、「in order that」の方はあまり一般的な表現ではなく、日常会話などで耳にすることはほとんどありません。
She bought the book in order for her son to study French.
She bought the book in order that her son might study French.
彼女は息子がフランス語を勉強するために、その本を買った。
Please listen to him carefully in order to know more about him.
Please listen to him carefully in order that you know more about him.
彼のことをもっと知るために、彼の話を注意深く聞いてください。
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この記事では熟語「in order to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。to不定詞に「in order」を補ったものだと考えれば難しくないですね。また意味上の主語は「for」を使うと表現できるということも覚えておきましょう。
この記事では熟語「in order to ○○」の使用例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。to不定詞に「in order」を補ったものだと考えれば難しくないですね。また意味上の主語は「for」を使うと表現できるということも覚えておきましょう。