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「西部開拓時代」に名をあげたアウトロー系ガンマン!歴史的背景と共に元大学教員が解説

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ビリー・ザ・キッドのイメージは若きイケメン、そして「左利き」だ。残っている写真から分かったそうだ。当時のガンマンとしては小柄なほうで、少年のような親しみやすさがあった。そのため英雄的な人気が続いたのだろう。

列車強盗グループをとりまとめたブッチ・キャシディ

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銀行強盗や列車強盗を繰り返した札付きのワルがブッチ・キャシディ。1969年に公開された西部劇映画「明日に向って撃て!」の主人公としても有名なアウトロー系ガンマンです。

牧場を経営しながら犯罪を重ねる

ブッチ・キャシディは、ワイオミング州にて土地を購入、牧場経営に乗り出します。この牧場の経営状態はさほど良くありませんでした。真の目的はアウトローの仲間の保護や牛や馬の窃盗。いわば「隠れ蓑」という位置づけでした。

しかしブッチ・キャシディは窃盗の容疑で逮捕。ワイオミング州の刑務所に入れられます。しかし、二度と犯罪を犯さないと約束して出所に成功。すぐに強盗団「ワイルド・バンチ」を結成して、悪事を働きはじめます。

晩年はアルゼンチンやボリビアで強盗活動

1901年、ブッチ・キャシディは仲間と一緒にアルゼンチンのブエノス・アイレスに向かいます。そこで土地を買ったブッチ・キャシディはふたたび牧場経営に乗り出すことに。

その後、アルゼンチンの銀行の襲撃を繰り返し、大金と共に逃亡生活を開始します。船を乗り継ぎながら強盗で金を稼いでチリに到着。最終的にボリビアにて別の名前を名乗り、ひっそりと仕事していたと言われています。

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ブッチ・キャシディはボリビアでも強盗をしていたらしい。強盗の際に銃撃戦が起こり、彼は亡くなったとされた。しかしそれは単なる偽装であり、実際はワシントン州で余生をおくったという話がある。

賭博場を経営したベン・トンプソンは保安官になる

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By UnknownUnknown, Public Domain, Link

西部開拓時代は、アウトローがはびこる一帯を治めることでもあります。そのため荒くれ者を手なずけることができる腕力も必要。そのため犯罪集団に対して一定の力を発揮する、アウトロー系ガンマンが保安官になることも。そのひとりがベン・トンプソンです。

南北戦争従軍からメキシコ・マクシミリアンの軍隊へ

ベン・トンプソンの生まれはイギリス。 1849年に家族と共にテキサス州オースティンに移り住みました。南北戦争が勃発すると、南部軍に入りますが上官を殺害。そのまま逃走して別の部隊で活動します。

南北戦争が終わったあとベン・トンプソンは結婚。しかし酒とギャンブルにおぼれて再び人を殺すことに。逃亡先のメキシコは、ナポレオン3世により帝位に就いた傀儡マクシミリアンの時代でした。トンプソンはメキシコでマクシミリアンの軍隊に参加するに至ります。

テキサスの保安官に抜擢されるも殺人罪にて起訴

殺人を繰り返して逃亡を重ねたベン・トンプソンは、帰国後はカンザスにて賭博場の経営に乗り出します。そこで地位を得たトンプソンは、幼少期に住んでいたテキサス州のオースティンの保安官に抜擢されました。

保安官として安定した人生を送るのかと思いきや、最終的にトンプソンは再び人を殺すことに。劇場にて口論に巻き込まれたトンプソンは殺人罪で起訴されて保安官を辞職します。無罪となるものの、彼は保安官に戻りませんでした。

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hikosuke