この記事では英語の熟語「come apart」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「ばらばらになる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外在住経験も豊富なライターさくらを呼んです。一緒に「come apart」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から外国に興味があり、大学は英文科を卒業。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三ヶ国語を操る。日常的な英語表現を得意とする。

熟語「come apart」の意味は?

image by iStockphoto

元々ひとつだった物が壊れてまとまった状態でなくなるといった場合に使います。壊れるといっても粉々になるようなことではなく、主にくっつけたり組み立てたりしてまた元の形状に戻せる場合です。

力づくで「壊す」というより「自然に壊れる」ニュアンスですのでここでの「come」は自動詞となります。

意味その1 「(物が)壊れる」

たいした力を加えていないのに自然と壊れてばらばらになる場合です。縫い目がほつれるときもこの表現ができますよ。

The plastic parts weren't glued properly. It came apart when I lifted.
プラスチックのパーツはきちんと接着されていなかった。持ち上げるとばらばらになってしまった。

One leg of the chair is coming apart.
椅子の脚が一本取れかかっている。

意味その2「分解される」

二つ以上の物(部品など)から成り立っていたひとつの物がばらばらになることで、機械を分解するときなどに使える表現ですね。

It looked like the two parts were fixed tightly, but they came apart easily.
二つのパーツはしっかりくっついて見えたが、用意に分解できた。

"This table is too large to fit in the car." "Don't worry. The legs can come off."
「このテーブルは大きすぎて車に乗らないよ。」「大丈夫。脚が分解できるよ。」

\次のページで「意味その3「だめになる」」を解説!/

意味その3「だめになる」

物だけでなく、精神的に壊れたり落ち着きをなくしたりするという意味や、人間関係が壊れるという意味にも使うことがあります。気持ちもばらばらになってしまうんですね。反対に落ち着きを取り戻すときは「pull (oneself) together」と言いますよ。

She is coming apart at the seams.
彼女は精神的に参っている。

They were good friends but came apart after the fight.
かれらは仲が良かったがケンカの後で友情が壊れてしまった。

熟語「come apart」の言い換えや、似た表現は?

非常に近い表現としてよく比較されたり混乱したりするのが「fall apart」です。日本語訳にすると同じになることも多いので当然ですね。「come apart」はばらばらになっても元に戻せるような場合で「fall apart」は古くて直せないような物によく使います。

さらに、「come apart」は自動詞+副詞で「ばらばらになる」ですが他動詞を使った表現で「ばらばらにする」という場合は「take apart」が使えますので見てみましょう。

言い換え例:「fall apart」を使った言い換え

「come apart」に比べ、こちらの方が古い物が壊れて崩壊する、というようなニュアンスが強くなります。

椅子を例にしてみますと、脚が取れたなど壊れてもまた修理できる状態なんですね。「fall apart」は古い椅子で木が傷むなどして修理も難しいような場合です。「料理が煮崩れる」などというときにも「fall apart」の方が適しているでしょう。

The book was so old and almost falling apart.
その本はとても古くてほとんどばらばらになりかけていた。

I cooked the carrots too long and they all fell apart.
ニンジンを長く煮すぎてばらばらにくずれてしまった。

\次のページで「似た表現例:「take apart」を使った表現」を解説!/

似た表現例:「take apart」を使った表現

「come apart」は「ばらばらになる、壊れる」ですが、自分の意思をもって「ばらばらにする、壊す」ときには他動詞+副詞「take apart」を使いますよ。間に名詞をはさんで「take ...apart」とすることもできます。

The man took the machine apart within a few minutes.
男は数分で機械を解体してしまった。

He took the bicycle apart to repair it.
かれは自転車を修理のためにばらばらにした。

熟語「come apart」を使いこなそう

この記事では熟語「come apart」の仕様例や、他の表現での言い換えパターンを説明しました。

「come apart」と「fall apart」を比較しましたが、似たような表現は辞書を引いてもわかりにくいことも多いですよね。そんな時は例文を見ていくのもニュアンスや使い方をつかむのに役立ちます。自分で作文するのが苦手な人は、まずたくさんの例文に触れてみましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
" /> 【英語】1分でわかる!「come apart」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語 – Study-Z
英語の熟語

【英語】1分でわかる!「come apart」の意味・使い方・例文は?専門家と学ぶ英語主要熟語

この記事では英語の熟語「come apart」について解説する。

端的に言えばこの熟語の意味は「ばらばらになる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外在住経験も豊富なライターさくらを呼んです。一緒に「come apart」の意味や例文を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から外国に興味があり、大学は英文科を卒業。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三ヶ国語を操る。日常的な英語表現を得意とする。

熟語「come apart」の意味は?

image by iStockphoto

元々ひとつだった物が壊れてまとまった状態でなくなるといった場合に使います。壊れるといっても粉々になるようなことではなく、主にくっつけたり組み立てたりしてまた元の形状に戻せる場合です。

力づくで「壊す」というより「自然に壊れる」ニュアンスですのでここでの「come」は自動詞となります。

意味その1 「(物が)壊れる」

たいした力を加えていないのに自然と壊れてばらばらになる場合です。縫い目がほつれるときもこの表現ができますよ。

The plastic parts weren’t glued properly. It came apart when I lifted.
プラスチックのパーツはきちんと接着されていなかった。持ち上げるとばらばらになってしまった。

One leg of the chair is coming apart.
椅子の脚が一本取れかかっている。

意味その2「分解される」

二つ以上の物(部品など)から成り立っていたひとつの物がばらばらになることで、機械を分解するときなどに使える表現ですね。

It looked like the two parts were fixed tightly, but they came apart easily.
二つのパーツはしっかりくっついて見えたが、用意に分解できた。

“This table is too large to fit in the car.” “Don’t worry. The legs can come off.”
「このテーブルは大きすぎて車に乗らないよ。」「大丈夫。脚が分解できるよ。」

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