キング牧師の登場と公民権運動の加速
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By Rowland Scherman – U.S. National Archives and Records Administration, Public Domain, Link
その後、KKKの思想を受け継ぐ人々は存在するものの組織としては消えていきます。それに代わるようにアメリカ国内ではキング牧師を中心とする公民権運動が加速。「黒人」とされていた人々が「アフリカ系アメリカ人」として法的に位置づけられていきます。
バスボイコット運動からワシントン大行進まで
1955年、黒人女性が黒人専用席に座っていたにもかかわらず席の移動を強要されました。それを拒否した女性は逮捕。この濡れ衣の事件をきっかけに、マーティン・ルーサー・キング牧師が中心となり、バスをボイコットする呼びかけを開始します。
「人種分離法」は憲法に違反しているという判決がでました。1963年8月28日、人種差別・隔離を反対する20万人が集結。ワシントンD.C.にて「ワシントン大行進」が行われました。
ジョン・F・ケネディ政権による人種隔離法の撤廃
1960年、民主党のジョン・F・ケネディ政権が生まれます。ケネディ政権には、アフリカ系を含む有色人種がおらず、批判されることはありました。しかし、人種差別・隔離に対しては前向きな対応を進めていきます。
南部の州で定着していた人種隔離を正当化する「ジム・クロウ法」を禁止。南北戦争後から続いてきた法律が廃止されました。その後、ケネディは暗殺されますが、公民権法を制定する流れが続きます。
「クー・クラックス・クラン KKK」の思想は過去のものではない
KKKが実際に影響力を発揮した時期は限られたものでした。しかし、現在のアメリカでは、移民に対する排他的意識がたびたび高まるなど、KKKと重なり合う動きが出てくることがあります。公民権法の制定により「法的な差別」は撤廃。しかし、社会的な面で差別が残っていること踏まえながら、現在のニュースを見ていくことが大切になります。
