3.加速度の解説
image by Study-Z編集部
加速度について、例を通して説明しましょう。
上図は40m/sで走る2つのボールです。上のボールは40m/sで走り続け、下のボールは80m/sまで加速します。加速度とは、速度の時間あたりの増加量です。まずはボールに加速度があるかどうかの判断をします。
上のボールは速度が変化していないので加速度は0であり、対して下の車は速度が増加しているため正の加速度がかかっていることがわかるでしょう。しかし、加速度は時間あたりの量であるため、ここでは具体的な数値は求められません。
3-1.例題
image by Study-Z編集部
では、この図ではどうでしょうか。10秒間で、それぞれボールの速度が10m/sから、80m/sと50m/sに増加していますね。このように速度の変化前と変化後、変化にかかった時間がわかれば、その時間の平均加速度が求められます。上のボールは10秒間で40m/s増加しているため、10秒間の平均加速度は
a=40/10=4[m/s^2]
です。また、下のボールは10秒間で10m/s増加しているため、10秒間の平均加速度は
a=10/10=1[m/s^2]
となります。
\次のページで「4.加速度とv-tグラフ」を解説!/