
簡単でわかりやすいインクジェット用と写真用の年賀状はがきの違い!用途やその他のはがきも文学部卒ライターが詳しく解説
1.インクジェット用:イラストや文字中心
インクジェット用のはがきは、インクの液だれなどのトラブルも少なく、イラスト素材や文字を中心に印刷したい方に向いています。郵便局やプリンターメーカーなどの年賀状作成サイト、イラスト素材集を扱っている書籍などを利用して、インクジェットプリンターで年賀状の作成をする場合におすすめです。また、「謹賀新年」などの賀詞、挨拶文などを印刷したいも発色良く作成できます。
写真をインクジェット用のはがきに印刷すると、鮮明にならずぼやけたような仕上がりになることもあるので、注意が必要です。染料インクが使われた筆ペンやサインペンであれば、手書きのメッセージを入れられます。
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2.写真用:子どもやペット、趣味の写真
写真用は、年賀状で写真を印刷したい方に向いています。例えば、年賀状と兼ねて、遠方の親族に結婚や子どもが生まれたことを報告する、両親に孫の成長している様子を伝えることもできますね。また、写真を撮るのが趣味の方であれば、風景や自分のペットなどを載せて年賀状を作成する場合もあるでしょう。一方、手書きの文字を入れるのは向いていません。
3.通常はがき:手書き
年賀はがきには通常はがきというものもあります。こちらは、従来のはがきと同様の用紙で、無地で63円。手書きの文字の記入やイラストを描くのに最適です。鉛筆や色鉛筆などでも、クレヨンを使っても綺麗に作れます。手作りの年賀状を作成したい方には、通常はがきがよいかもしれません。
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プリンターの注意点
写真用のはがきの通信欄は、染料インクの利用を想定した光沢加工がされています。顔料インクのみのプリンターではうまく印刷できません。購入前に使用しているプリンターのインクを確認しましょう。
プリンターの設定は、写真用もインクジェット用も宛名面はコーティング加工されておらず「普通紙」「はがき宛名面」などでOK。通信欄を印刷する場合、設定を変更しましょう。プリンターメーカーによって名称に違いはありますが、インクジェット用は「インクジェットはがき」等、写真用は「写真用はがき」「光沢紙」「フォトプリント」などを選択します。取扱説明書を読んで確認しましょう。
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喪中欠礼や寒中見舞いの郵便はがき

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身内で弔事があり年賀状を控えて喪中欠礼を出す、喪中の時期に年賀状をいただいて寒中見舞いで返事を書くという場合は、年賀はがきではなく通常はがきで対応します。通常はがきには、胡蝶蘭の切手がデザインされ、弔事用で使用可能(1枚63円)。通常はがきは切手が緑と青があり、インクジェット用は青のみです。
もちろん、年賀はがきと同様インクジェット用を使えば家庭でも印刷できます。ただ、年賀はがきのように写真用は用意されていません。
インクジェット用はイラスト・写真用は写真印刷に向く年賀はがき
年賀はがきのインクジェット用も写真用も、家庭用のインクジェットプリンターで綺麗に印刷できるように通信面に加工がされたもの。インクジェット用はイラストや文字の印刷に向き、写真用は撮影した写真画像を印刷するのに向いているはがきです。ただし、写真用は染料インクの使用を念頭に置いているため、顔料インクを使ったプリンターでは綺麗に印刷できません。