この記事では郵便料金の別納と後納の違いについてみていきます。実際に企業などの郵便物が送付された際に、見たことがある人もいるかもしれませんね。料金別納や料金後納と切手を貼る位置に印刷されたり、スタンプされたりしているぞ。郵便料金をまとめて払うのですが、適用される条件や支払い方、用途など細かい部分で違いがあるようです。
今回は、文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に解説します。

ライター/海辺のつばくろ

ダイレクトメールに書かれている郵便料金後納と別納の違いが気になった文学部卒ライター。

料金後納郵便と料金別納郵便の大きな違い

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料金後納郵便と料金別納郵便は、企業が大量発送する郵便物に用いられるもの。この2つが大きく違うところは、郵便料金の支払い方法です。料金後納郵便は事前申し込みをしてから毎月ごとにまとめて後から支払い、料金別納郵便は郵便局の窓口で郵送するたびに申し込みをし、支払いを済ませてから郵送します。

\次のページで「料金後納郵便と料金別納郵便の共通点」を解説!/

料金後納郵便と料金別納郵便の共通点

料金後納郵便と料金別納郵便は、切手を貼る場所に局印(2~3cm程度の印刷やスタンプ)が押されています。他の共通点は以下の通りです。

1.同時差出割引:1,000通以上の同時に郵送すると割引の対象
2.局印に広告表示:切手を貼る場所に、料金後納郵便や料金別納郵便と書いた局印を押し、その部分に差出事業者名を表示
3.配達日数により郵便料金が割引:配達まで3日程度、7日程度猶予をもたせる場合、それぞれの割引が適用

料金後納郵便の特徴

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料金後納郵便は毎月発生する郵便物の支払いをするものなので、最寄りの郵便局で「料金後納承認請求書」を提出して事前の申し込みをする必要があります。申し込みをした郵便局で発送が可能です。他の地域の郵便局からも郵送する場合は、他局差出制度を使って承認を受けることもできます。

1.用途:定期的な発送

料金後納郵便を利用する条件の1つは、毎月50通以上の郵便物や荷物を発送すること。用途としては、定期的に毎月送付するもの、月払いの請求書やダイレクトメール、雑誌や会報などの定期刊行物を郵送するのに向いています。

2.支払い方法:毎月ごと

郵便料金の支払いは、かかった1ヶ月の郵便料金を翌月末までにまとめて払う方法です。郵便局の指定した口座に期日まで振り込み手続きをする他、事前に自社の金融機関から手続きをして、毎月翌月20日頃に自動引き落としを依頼することもできます。

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3.利用条件など

「料金後納郵便」の局印は自前で用意するのが不可欠です。封筒や荷物などに印刷印鑑を押すなど。その上で、後納郵便物等差出表と郵便物を窓口に出して手続きをします。他に、1ヶ月で送付する郵便物や荷物などにかかる料金を計算し、およその料金の2倍以上を担保にして郵便局に出さなくてはいけません。担保に利用できるのは、現金、有価証券、金融機関の保証などです。

料金別納郵便の特徴

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料金別納郵便は、突発的に大量に送る必要があった際にまとめて料金を支払える制度です。切手を全てに貼ることもありません。送付する必要があった時に郵便局の窓口で申し込みができ、郵便物の発送と一括の郵便料金の支払いをして手続きします。事前申し込みをしなくてもよいため、料金後納郵便よりも気軽に利用できますね。

1.用途:不定期発行の郵便物

料金別納郵便は不定期での郵便物の送付に利用できます。用途としては、シーズンごとに開催される店のセールのお知らせ、新商品が発売される際の案内、お中元やお歳暮などのカタログを顧客宛に発送する時などに向いているでしょう。

2.支払い方法:都度払い

料金別納郵便の支払いは、発送する必要がある時にその都度窓口で行います。注意したいのは、郵便物はポストに投函しないこと。郵便物や荷物を直接郵便局の窓口へ持ち込んで、郵便料金を現金や郵便切手などを使って支払いをします。

3.利用条件など

料金別納郵便は、同時に送付する郵便物や荷物が同一料金で、10通以上であることが利用する条件となります。自前の局印の用意は必要ではありません。郵便局に備え付けのスタンプでも構わないとされているようです。

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料金後納郵便は毎月・料金別納は都度発送する郵便に向く料金制度

料金後納郵便も料金別納郵便も、企業や事業所が大量に郵便物などを発送する際に、切手を貼ることなく一括で支払いができる便利な制度です。送付が毎月か不定期の発送かによって違います。料金後納郵便は、毎月送付する郵便物がある場合、その月にかかった郵送料を翌月にまとめて振り込みや自動引き落としで支払える制度。一方、料金別納郵便は発送するその都度、郵便物などと一緒に現金や切手で料金をまとめて支払える制度です。

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簡単でわかりやすい料金後納郵便と料金別納郵便の違い!用途・支払い方法・適用条件も文学部卒ライターが詳しく解説

この記事では郵便料金の別納と後納の違いについてみていきます。実際に企業などの郵便物が送付された際に、見たことがある人もいるかもしれませんね。料金別納や料金後納と切手を貼る位置に印刷されたり、スタンプされたりしているぞ。郵便料金をまとめて払うのですが、適用される条件や支払い方、用途など細かい部分で違いがあるようです。
今回は、文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に解説します。

ライター/海辺のつばくろ

ダイレクトメールに書かれている郵便料金後納と別納の違いが気になった文学部卒ライター。

料金後納郵便と料金別納郵便の大きな違い

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料金後納郵便と料金別納郵便は、企業が大量発送する郵便物に用いられるもの。この2つが大きく違うところは、郵便料金の支払い方法です。料金後納郵便は事前申し込みをしてから毎月ごとにまとめて後から支払い、料金別納郵便は郵便局の窓口で郵送するたびに申し込みをし、支払いを済ませてから郵送します。

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