この記事ではGoogle日本語入力とGboardの違いについてみていきます。どちらもGoogleが提供しているサービスで、パソコンやスマホの文字入力をサポートする縁の下の力持ち的存在です。

2つの違いは対応している言語。Google日本語入力は文字通り日本語のみ、Gboardは多言語をサポートしている。特に後者は多言語をカバーする分、ステッカーやGIFなど日本で見慣れない機能が搭載されている特徴も見られるぞ。そんな2つの違いについて、AndroidユーザーのライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。手持ちのデバイスはChromebookとPixel5。「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

Google日本語入力とGboardのざっくりとした違い

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Google日本語入力とGboardは、どちらもGoogle製でIMEの一種です。IMEとはInputMethodEditorの頭文字を取った言葉で、入力補助ソフトを指します。Google日本語入力は日本語のみ、Gboardは多言語をサポートしているのが顕著な違いです。後者はAndroidのIMEに初期搭載されていることが多いため、本人が知らないうちに使っていることも。

Google日本語入力はPCの公式サイトからダウンロード可能で、GboardはAndroidのPlaystoreまたはiOSのAppStoreからインストールできます。

違いその1.使えるデバイス

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Google日本語入力とGboardの違いの1つ目は、使えるデバイスです。Google日本語入力は2021年3月末のサポート終了以前まではAndroidでも使えましたが、現在はPCのみサポートが継続されています。GboardはiOSとAndroidの両方でアプリをインストールすれば利用可能です。

Google日本語入力はiOSで使えませんでしたが、GboardならiOSユーザーでもPCとスマホの両方をGboardで統一できます。Google製の便利な文字入力ソフトをメーカーやOSを問わず使用できるのは大きな強みですね。

Google日本語入力:PC

Google日本語入力が使えるのはPCのみで、公式サイトにはWindows用とMAC用のダウンロードページが用意されています。

Google 日本語入力は Windows、Mac、Android の各プラットフォームで今すぐ無料で利用できます。ぜひ思い通りの快適な日本語入力をお試しください。

(出典:Google日本語入力,https://www.google.co.jp/ime/index.html#download)

2021年3月末までGoogle日本語入力はAndroidも対応していましたが、現在のGoogle日本語入力公式サイトにはGboardのアプリのURLが掲載されています。当時のGoogle社はGoogle日本語入力を使用していたAndroidユーザーの後継先にGboardを推奨。操作性や予測変換制度の質には個人差があるものの、おおむね受け入れられました。

Gboard:モバイルデバイス

Gboardはスマホやタブレット用の入力補助システムで、iOSとAndroidのどちらでもアプリをインストールすれば利用可能です。一部のAndroidデバイスは、Gboardが初期搭載されている場合があります。

Android スマートフォンまたはタブレットで Gboard をインストールします。

一部の Android デバイスでは、Gboard がすでにデフォルトのキーボードに設定されています。お使いのバージョンが最新であることを確認するには、アップデートを確認します。

(出典:Gboardヘルプ,https://support.google.com/gboard/answer/6380730?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DiOS&oco=0)

Gboardで選べるキーボードの種類には、iOS標準の入力補助システムと似たような日本語のフリック入力用キーボードが含まれます。iPhoneでフリック入力に慣れているユーザーも、機種変更後に違和感少なく使えますね。

キーボード上のワンタップでGoogle検索が叶うのも、Gboardの強みのひとつ。インターネットブラウザを開く手間が省けるので、ストレス無く速やかにユーザーを助けます。

違いその2.対応言語

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Google日本語入力とGboardの違いの2つ目は、対応している言語です。Google日本語入力は言葉通り日本語のみで、制作陣の「Googleならではの日本語入力システムを開発したい」という想いから生まれました。

Gboardは多言語に対応しており、スマホ向けの文字入力アプリという位置づけです。日本語に加えて英語や中国語など、二言語以上を日々使い分けているユーザーにとっては重宝されています。

\次のページで「Google日本語入力:日本語のみ」を解説!/

Google日本語入力:日本語のみ

Google日本語入力は日本語を母国語とする人にとって大変ありがたい、Googleが製作した日本語入力システムです。マルチプラットフォーム・スピード・セキュリティ・安定性の4つが開発にあたって重視されました。

快適な日本語入力を実現するため、WEB上の文字情報を辞書として引用。専門性の高い言葉から新しい言葉まで、日々更新し続けています。俳優や漫画等の架空の人物の名前の入力は漢字が障害になりやすいですが、私たちが1字ずつ変換せずともフルネームを検出してくれるのは気持ちがいいですよ。

Gboard:多言語に対応

Gboardは多言語に対応しており、2019年10月の時点で916の言語をカバーしています。Gboardが普及する前のAndroidは、言語の切り替えが不便というデメリットがありました。iOSの言語の切り替えは分かりやすく優れていたので、多言語を日常使いしたいユーザーにとってAndroidはスマホの選択肢に挙がりにくかったのです。

iOSと似たような操作性に多言語をカバーするGboardの登場によって、Androidの評価は覆ります。Gboardに配列された地球儀のアイコンをワンタップすれば、いつでも好きな言語に切り替えることが可能です。

Android限定・Gboardのおすすめ独自機能

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iOS・Androidユーザーの双方から、便利さと快適さで人気を集めるGboard。実はAndroidのOSが搭載された機種限定で使える機能があるんです。

様々な独自機能の中にはテキスト同時翻訳やGIF・ステッカー機能など面白い機能もあるのですが、ここでは日常使いに便利な機能を2つピックアップ。スマホのちょっとした不便を解消し、かゆいところに手が届く機能をご紹介します。

Google翻訳・検索がキーボードで完結

Android限定・おすすめ独自機能の1つ目は、テキスト編集機能です。

スマホで長い文章をコピーしたいとき、スクロールがうまくいかなかったり途中でやり直しになったりしてストレスを感じたことはありませんか?Gboardのテキスト編集機能では、普段のキーボードの見た目からゲームコントローラーのような十字キーが出現。PCのマウスやパッドのような感覚でコピーアンドペーストが叶うんです。「すべて選択」してから不要な箇所を削除する手間も無くなって、地味にありがたい機能ですね。

Android限定のクリップボード機能

Android限定・おすすめ独自機能の2つ目は、クリップボード機能です。この機能の良い点は、複数の定型文が登録可能でかつ何度でも呼び出せること

通常のコピー機能では、複数の文章をコピーできませんよね。履歴が消えてしまったらもう一度コピーし直す手間も面倒です。クリップボード機能では、クリップボードのアイコンをタップすると最近コピーした文章や定型文を閲覧できます。使いたい文章をタップすればいつでもペーストできるんです。

\次のページで「GboardはGoogle日本語入力の後継」を解説!/

GboardはGoogle日本語入力の後継

Google日本語入力はPC用、Gboardはモバイルデバイス用として使い分けられます。Gboardのユーザーの意見では、Google日本語入力に比べて予測変換の精度が悪いとの指摘が。一方でGoogle日本語入力からの後継はGboardしかないと言うユーザーもおり、サービスの質についての感想は様々です。

Google日本語入力の正式な後継として、Google社がGboardを提供しているのは間違いありません。Google日本語入力に比べて多言語をカバーするため、設定項目が多かったり機能が豊富で何でもできてしまうところが混乱を生んでいるのかもしれませんね

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雑学

簡単でわかりやすいGoogle日本語入力とGboardの違い!独自機能もAndroidユーザーが詳しく解説

この記事ではGoogle日本語入力とGboardの違いについてみていきます。どちらもGoogleが提供しているサービスで、パソコンやスマホの文字入力をサポートする縁の下の力持ち的存在です。

2つの違いは対応している言語。Google日本語入力は文字通り日本語のみ、Gboardは多言語をサポートしている。特に後者は多言語をカバーする分、ステッカーやGIFなど日本で見慣れない機能が搭載されている特徴も見られるぞ。そんな2つの違いについて、AndroidユーザーのライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。手持ちのデバイスはChromebookとPixel5。「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

Google日本語入力とGboardのざっくりとした違い

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Google日本語入力とGboardは、どちらもGoogle製でIMEの一種です。IMEとはInputMethodEditorの頭文字を取った言葉で、入力補助ソフトを指します。Google日本語入力は日本語のみ、Gboardは多言語をサポートしているのが顕著な違いです。後者はAndroidのIMEに初期搭載されていることが多いため、本人が知らないうちに使っていることも。

Google日本語入力はPCの公式サイトからダウンロード可能で、GboardはAndroidのPlaystoreまたはiOSのAppStoreからインストールできます。

違いその1.使えるデバイス

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Google日本語入力とGboardの違いの1つ目は、使えるデバイスです。Google日本語入力は2021年3月末のサポート終了以前まではAndroidでも使えましたが、現在はPCのみサポートが継続されています。GboardはiOSとAndroidの両方でアプリをインストールすれば利用可能です。

Google日本語入力はiOSで使えませんでしたが、GboardならiOSユーザーでもPCとスマホの両方をGboardで統一できます。Google製の便利な文字入力ソフトをメーカーやOSを問わず使用できるのは大きな強みですね。

Google日本語入力:PC

Google日本語入力が使えるのはPCのみで、公式サイトにはWindows用とMAC用のダウンロードページが用意されています。

Google 日本語入力は Windows、Mac、Android の各プラットフォームで今すぐ無料で利用できます。ぜひ思い通りの快適な日本語入力をお試しください。

(出典:Google日本語入力,https://www.google.co.jp/ime/index.html#download)

2021年3月末までGoogle日本語入力はAndroidも対応していましたが、現在のGoogle日本語入力公式サイトにはGboardのアプリのURLが掲載されています。当時のGoogle社はGoogle日本語入力を使用していたAndroidユーザーの後継先にGboardを推奨。操作性や予測変換制度の質には個人差があるものの、おおむね受け入れられました。

Gboard:モバイルデバイス

Gboardはスマホやタブレット用の入力補助システムで、iOSとAndroidのどちらでもアプリをインストールすれば利用可能です。一部のAndroidデバイスは、Gboardが初期搭載されている場合があります。

Android スマートフォンまたはタブレットで Gboard をインストールします。

一部の Android デバイスでは、Gboard がすでにデフォルトのキーボードに設定されています。お使いのバージョンが最新であることを確認するには、アップデートを確認します。

(出典:Gboardヘルプ,https://support.google.com/gboard/answer/6380730?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DiOS&oco=0)

Gboardで選べるキーボードの種類には、iOS標準の入力補助システムと似たような日本語のフリック入力用キーボードが含まれます。iPhoneでフリック入力に慣れているユーザーも、機種変更後に違和感少なく使えますね。

キーボード上のワンタップでGoogle検索が叶うのも、Gboardの強みのひとつ。インターネットブラウザを開く手間が省けるので、ストレス無く速やかにユーザーを助けます。

違いその2.対応言語

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Google日本語入力とGboardの違いの2つ目は、対応している言語です。Google日本語入力は言葉通り日本語のみで、制作陣の「Googleならではの日本語入力システムを開発したい」という想いから生まれました。

Gboardは多言語に対応しており、スマホ向けの文字入力アプリという位置づけです。日本語に加えて英語や中国語など、二言語以上を日々使い分けているユーザーにとっては重宝されています。

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