
簡単でわかりやすい支度と仕度の違い!正しいのはどっち?例文や丁寧語も文学部卒ライターが詳しく解説
今回はそんな2つの熟語について、どちらの語が使うのにふさわしいか違いが気になる文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ
支度も仕度もどちらも見かけるけれども、どちらを使うべきか気になる文学部卒ライター。
「支度/仕度」の大きな違い

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「したく」には「支度/仕度」と2つの漢字が当てられています。国語辞典などでは、両方の漢字表記が載っていることがほとんどです。ただし、主に1つを選んで使っている方もいますし、どちらを使ったら良いのか迷うことがありますね。実は両方とも意味は同じ。好みでより分けて使えますが、公的な場では「支度」で統一されています。
1.支度:元々使われていた漢語
支度は元々中国から伝来した漢語で、日本語化しています。古来から元々使われていた表記はこちらです。用字辞典を見ると正式な表記として、マスコミや公的な文書などでは「支度」に統一して使うように取り決めがされています。
「支」の字義は、物事を見積もりする、はかること。「度」も数量や大きさなどを表す単位で使われていることから、はかることといった意味合いで捉えられます。同じような言葉を重ねて、意味を強調しているかのようですね。そこから転じて、推し量って準備をするような意味で使われたのかもしれません。
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2.仕度:当て字
「仕度」は、漢字の読みがなから付いた当て字です。「仕」は動詞「する」の連用形「し」の当て字だと言われています。したがって、正式な表記ではないので、公的な場の書き言葉では使われません。とはいえ、別に好みで使っても、特に差し支えないようです。
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