
電池とコンセントと同じ?電車の電気は直流と交流がある
電気には直流と交流があるのはご存知ですよね。電池などは直流で、家庭用コンセントは交流です。実は電気を使って走る電気機関車にも交流と直流があります。交流を使うのが赤い電気機関車、直流を使うのが青い電気機関車です。
ここでスマホを考えてみてください。スマホにはバッテリーが内蔵されていますよね。このバッテリーは直流。スマホは直流電気で動きます。そのスマホを使うには充電が必要ですよね。でも家庭用コンセントは交流です。そこで、交流と直流を変換するのがACアダプター。最近は充電器と呼ぶことが多いですが、家庭用コンセントの交流とバッテリーの直流を変換する役割があります。
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なぜ両方あるの?直流と交流の違いとは
電気で動く電車や機関車にも直流と交流があります。詳しい話は難しくなるのでポイントだけ説明しますね。電車はモーターで動きますが、昔の電車は直流モーターを使っていました。でも発電所から来た電気は交流です。そのため、どこかでACアダプターのように交流を直流に変換する必要がありますよね。
そのACアダプターを内蔵しているのが交流の電車や機関車で、外にあるのが直流の電車や機関車です。都会の電車は長く、本数も多いですよね。それぞれにACアダプターに相当するものを内蔵すると電車が高価に。一方、ACアダプターに当たるものは一定距離ごとに必要。そのため、本数が少ない地方では電車や機関車に内蔵した方が安上がりなのです。そのため、同じ電車でも都市部と地方では使っている電気が交流か直流かという違いがあります。
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