この記事ではLINEMOとLINEモバイルの違いについてみていきます。どちらもブランド名の一部にLINEを冠しており、店頭受付がないオンライン専用ブランドという共通点がある。結論から言うと、2つの違いはサービス内容です。LINEモバイルに関しては2021年3月末に新規受付終了しており、サービスの対応範囲が大きく異なる。LINEMOはSoftBankが2020年3月に開始した新しいブランドで、既存のSoftBankユーザーの乗り換え先として筆頭候補だった。そんな2つの違いについて、元SoftBankクルーのライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。元SoftBank代理店の店頭スタッフで、現在利用しているのはYmobile。「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

LINEMOとLINEモバイルのざっくりとした違い

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LINEMOとLINEモバイルは、どちらもSoftBankが運営する格安SIMブランドです。LINEモバイルは2021年3月末に新規受付を終了していて、現在は既存ユーザーのみ利用できます。一方LINEMOはLINEモバイルの後継にあたる新ブランドで、2020年3月に誕生しました。

2つのブランドの違いは通信回線の種類・速度や料金プランなど様々ですが、サービスの提供内容が異なります。どちらも格安SIMブランドという点で共通していますが、LINEMOはコンパクトさが売りでLINEモバイルは従来のMVNOらしさがポイントです。

違いその1.回線

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スマホや携帯を使う上で通信の品質は大切ですよね。LINEMOとLINEモバイルの違いの1つ目は、事業者と回線の選択肢です。

LINEMOはMNO回線で、SoftBankと同等の通信品質。LINEモバイルはMVNO回線で、他社から回線をレンタルしているため品質が少し劣ります。回線の選択肢も異なる点があり、LINEMOはSoftBankの回線のみ提供。LINEモバイルはSoftBank、au、docomoの3社の回線から選べました。

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LINEMO:SoftBankのMNO回線のみ

LINEMOはSoftBankのMNO回線のため、自社回線を提供するSoftBankと同等の通信品質でスマホが使えます。従来の大手キャリア3社のメリットである通信回線の速さや安定感を持ちつつ、格安プランで利用できるのがLINEMOなのです。

回線における注意点は、SoftBank回線は山間部や田舎の一部地域では安定しないこと。LINEMOの利用を検討する場合は、事前にホームページから通信エリアを確認しておきましょう。

LINEモバイル:大手キャリア3社のMVNO回線

LINEモバイルの回線はMVNO回線で、SoftBank・au・docomoの3社から回線をレンタルしている事業者です。

LINEモバイルの回線別通信速度満足度1位なのは、ソフトバンク回線。ドコモ回線やau回線で申し込んだ方でも、途中でソフトバンク回線に変更される方も多くいます。

※ LINEモバイル 回線別 通信速度満足度ランキング:LINEモバイルユーザー向け「LINEモバイル」公式アカウントを利用したアンケート調査より(調査期間:2020/5/1~5/4、回答数=1,680)

(出典:LINEモバイル,https://mobile.line.me/plan/)

通信品質は自社で提供しているMNO回線に劣りますが、都心であればそこまで不便を感じさせません。さらに格安の料金プランを提供しているのがLINEモバイルの強みです。3社のうちどの回線を選ぶかによって、留守番電話サービスやグループ通話時の初期費用、月額利用料などが異なります

既存ユーザーが回線を変えたくなったら、SoftBankにのみ変更可能です。SIMロック解除済みでない機種を利用中の場合は、回線変更前に解除しておきましょう。LINEモバイル公式ホームページから、動作確認済みの端末が確認できますよ。

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違いその2.料金プラン

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スマホを利用する上で、回線の品質も重要ですが毎月支払う料金も気になりますよね。LINEMOとLINEモバイルの違い2つ目は、選べる料金プランです。

格安SIMの認知度が年々高まりユーザーも増えているのは、低価格・低容量プランの需要が増えているから。LINEMOの料金プランは2種類で幅広い年齢層向け、LINEモバイルは4種類あり低容量プランが充実していると嬉しい人向けといえます。LINEモバイルは2021年3月末に新規受付を終了しているため、SoftBank回線の格安SIMブランドを代表するブランドにLINEMOが挙げられるでしょう。

LINEMO:3GBか20GBの2段階のみ

LINEMOの料金プランはシンプルで、3GBのミニプラン・20GBのスマホプランの2種類です。ミニプランはインターネットをあまり使わない高齢者や在宅ワーカー、主婦向けといえます。通学や通勤がある人はスマホプラン一択になるでしょう。

2つのプランは容量を使い切ると切り替わる低速時の通信速度が違います。ミニプランは300kbpsで、スマホプランは1Mbpsです。容量の追加は1GBにつき550円で購入できます。

LINEモバイル:2〜30GBの4段階

LINEモバイルのプランは音声通話・データSIMの2種類から、2・5・10・30GBの4種から選べます。10GB以内の低容量プランが充実しており、LINEMOにない30GBの大容量プランがあるのも特徴です。

LINEMOより価格設定は高めなので、月々のGB使用量によってはLINEMOを利用したほうが安いことも。容量を使い切った低速時の通信速度は、全プラン共通で200kbpsです。

LINEモバイルからLINEMOへ乗り換えるべき?

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乗り換え先を選ぶなら、スマホを使う上で優先したいポイントが満たされるかどうかで選びましょう。通信・通話の品質を重視するなら、SoftBank、au、docomoのMNO回線から。LINEMOやpovo、ahamoは3社が提供する格安ブランドで、安定した品質でスマホが利用できます。

LINEモバイルは機種を持ち込んで利用継続もできるため、月額利用料に満足できていれば急いで乗り換える必要もないでしょう。2023年現在、LINEモバイルからLINEMOへの乗り換えはキャンペーンが適用中です。LINEモバイルから乗り換えを検討しているユーザーならぜひ利用したいですね。

1.ソフトバンク回線で問題なければOK

LINEモバイルはSoftBankの他に、auやdocomoの回線が選べるのがメリットです。LINEMOはSoftBankの回線以外選択肢がないため、SoftBankの通信が不安定な地域に住んでいるといざというときに困ってしまうかも。

LINEMOへの乗り換えを検討している場合は、LINEMOの公式ホームページから必ず通信エリアを調べましょう。不安定な地域に住んでいるとわかった場合は、LINEモバイルに留まったほうがいいでしょう。乗り換え先に迷ったらau・docomoの回線が利用できるpovoやahamo、他の格安SIMブランドを選ぶのがおすすめです。

2.自分で機種を用意できるかどうか

LINEMOはサービス開始以来機種の販売はしておらず、事前に機種の購入が必要です。機種の購入や設定が自分で行えるのであれば、LINEMOに乗り換えても問題ないでしょう。

一方現在のLINEモバイルは、機種と料金プランのセット販売を終了しています。LINEモバイルを継続して利用する場合もLINEMOと同様、自身で機種の管理を行わなければなりません。いずれにしても格安SIMブランドを選択するユーザーの多くは若年層が多いため、大きなハードルではないでしょう。

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LINEMOはLINEモバイルの後継ブランド

政府の介入によって、大手キャリアから打ち出された格安SIMブランド。そのうちひとつがLINEMOです。LINEモバイルを運営する会社を吸収合併したSoftBankは、LINEMOの立ち位置をLINEモバイルの後継としています。LINEモバイルは今後も一定のサービスは維持されるでしょうが、いずれは他のサービス継続中ブランドへの乗り換えたほうがいいでしょう。

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簡単でわかりやすいLINEMOとLINEモバイルの違い!LINEモバイルからLINEMOへ乗り換えるべき?元SBクルーが詳しく解説

この記事ではLINEMOとLINEモバイルの違いについてみていきます。どちらもブランド名の一部にLINEを冠しており、店頭受付がないオンライン専用ブランドという共通点がある。結論から言うと、2つの違いはサービス内容です。LINEモバイルに関しては2021年3月末に新規受付終了しており、サービスの対応範囲が大きく異なる。LINEMOはSoftBankが2020年3月に開始した新しいブランドで、既存のSoftBankユーザーの乗り換え先として筆頭候補だった。そんな2つの違いについて、元SoftBankクルーのライターYunaと一緒に解説していきます。

ライター/Yuna

現役ママライターのYuna。元SoftBank代理店の店頭スタッフで、現在利用しているのはYmobile。「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。

LINEMOとLINEモバイルのざっくりとした違い

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LINEMOとLINEモバイルは、どちらもSoftBankが運営する格安SIMブランドです。LINEモバイルは2021年3月末に新規受付を終了していて、現在は既存ユーザーのみ利用できます。一方LINEMOはLINEモバイルの後継にあたる新ブランドで、2020年3月に誕生しました。

2つのブランドの違いは通信回線の種類・速度や料金プランなど様々ですが、サービスの提供内容が異なります。どちらも格安SIMブランドという点で共通していますが、LINEMOはコンパクトさが売りでLINEモバイルは従来のMVNOらしさがポイントです。

違いその1.回線

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スマホや携帯を使う上で通信の品質は大切ですよね。LINEMOとLINEモバイルの違いの1つ目は、事業者と回線の選択肢です。

LINEMOはMNO回線で、SoftBankと同等の通信品質。LINEモバイルはMVNO回線で、他社から回線をレンタルしているため品質が少し劣ります。回線の選択肢も異なる点があり、LINEMOはSoftBankの回線のみ提供。LINEモバイルはSoftBank、au、docomoの3社の回線から選べました。

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