この記事ではリユース品と中古品の違いについてみていきます。これら2つの言葉はリサイクルショップや不要な物を売買する店舗、フリーマーケットやオークションなどのサイトで聞いたことがあるかもしれませんね。外来語か日本由来の言葉かというだけでなく、イメージの違いというものもあるようです。
今回は不用品の買取に興味がある文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に、両者の違いについて解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ

不用品を買取店で査定してもらったほうがよいか、考え中の文学部卒ライター。

リユース品:再利用品

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リユース品とは、再利用品のことです。1回でも使った物を分解して作り変えるのではなく、製品などの状態で再び使う品をいいます。まだ使える物を捨てずに必要と感じる人が使用すると、製品の寿命が伸びると考えられているようです。

元は英語で「reuse」。再び、再度といったことを表す「re」と、使う、使用するという意味の「use」からなる語で、名詞では再利用再生という意味です。

リユース品の主なアイテム

リユース品として使われる例はいくつかあります。主な例は以下の通りです。

・服飾雑貨…衣類・靴・アクセサリー・バッグ・乳幼児用の衣類や雑貨・ランドセル・時計など
・日用品…インテリア・家電・食器・パソコンなど
・趣味の品物…ぬいぐるみ・ゲーム機やソフト・書籍・おもちゃ・楽器・オーディオ・車関連の用品など
・その他…使わない贈答品・文房具など

リユース品の使い道

リユーズ品はどういった使われ方をされるのでしょうか。主な例を3つあげます。

1.人に譲る…不用品が出た場合に、役所の掲示板や知り合いを通じて欲しい人に譲る
例:ベビー服を子どもが生まれた親族にあげる・卒業後に在校生に参考書をもらってもらうなど

2.売買する…リサイクルショップに売却する・フリーマーケットなどで個人的に売買する
例:読まなくなった本を古本屋に売る・フリマサイトで服を売買するなど

3.商品に再利用…環境に配慮してゴミを増やさないようにするため
例:リユース瓶・酒瓶のような洗って繰り返し使えるガラス瓶を洗って、酒を注入して繰り返し使うなど
※ただし、衛生上の観点から減少する傾向にあるようです。

\次のページで「中古品:少し古くなった物」を解説!/

中古品:少し古くなった物

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中古品は、少し古くなった品物という意味です。中古の元々の意味は、時代区分の1つで、平安時代を中心とした頃のことをいいます。また、古語ではある時代から振り返ってある程度の期間を経た過去のことをいうこともあるようです。

リユース品とほぼ同じ意味

中古品は、中古の元々の意味から転じて、まだ使えるけれどもやや時間が経っている物や、使っていて少し古くなっている物をいうようになりました。リユース品は製品のまま再利用する品物で、中古品はまだ使えるが少し古くなった物という状態を表すため、ほぼ意味は変わらないようですね。

店舗でリユース品と呼ぶ理由

リサイクルショップや中古品の買取店では、中古品よりもリユース品と呼ぶところが多くなってきたということです。中古品という言葉が、すでに使っていて古くなるという商品の価値を少し損なうような、やや消極的な意味を含むからではないかといわれています。しかし、リユース品は使える商品を再利用するという、価値を見いだすような積極的な気持ちが感じられますね。

商品を売買する店舗側では、多少古くても前向きな感じがするほうが、客への印象が良いと考えているのかもしれません。

3R政策:循環型社会を目指すための政策

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経済産業省が推進している環境政策に、「3R(スリーアール)政策」というものがあります。3つの英単語の頭文字に「R」がつくことから、政策名がついたということです。環境と経済が両立できる循環型社会を作っていくために提唱されました。

取り組み方は「Reduce(リデュース:ゴミを出さないようにする)」「Reuse(リユース:再利用)」「Recycle(リサイクル:再資源化する)」という順番でするのが望ましいということです。

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リユース品は再利用品・中古品は使用して古くなった品のこと

リユース品は再利用品のことで、中古品は使用して少し古くなった品物のことをいいます。両者の意味は似ていますが、リユース品は少々使ってもまだ使えるものを利用するという積極的なニュアンスがあるようです。一方、中古品はまだ使えはするが、人が使用して少し古びてきたようなイメージがあり、少し否定的な意味が含まれます。リサイクルショップなどでは、リユース品と呼ぶところが増えているようです。

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雑学

簡単でわかりやすいリユース品と中古品の違い!3R政策も文学部卒ライターが詳しく解説

この記事ではリユース品と中古品の違いについてみていきます。これら2つの言葉はリサイクルショップや不要な物を売買する店舗、フリーマーケットやオークションなどのサイトで聞いたことがあるかもしれませんね。外来語か日本由来の言葉かというだけでなく、イメージの違いというものもあるようです。
今回は不用品の買取に興味がある文学部卒ライター海辺のつばくろと一緒に、両者の違いについて解説していきます。

ライター/海辺のつばくろ

不用品を買取店で査定してもらったほうがよいか、考え中の文学部卒ライター。

リユース品:再利用品

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リユース品とは、再利用品のことです。1回でも使った物を分解して作り変えるのではなく、製品などの状態で再び使う品をいいます。まだ使える物を捨てずに必要と感じる人が使用すると、製品の寿命が伸びると考えられているようです。

元は英語で「reuse」。再び、再度といったことを表す「re」と、使う、使用するという意味の「use」からなる語で、名詞では再利用再生という意味です。

リユース品の主なアイテム

リユース品として使われる例はいくつかあります。主な例は以下の通りです。

・服飾雑貨…衣類・靴・アクセサリー・バッグ・乳幼児用の衣類や雑貨・ランドセル・時計など
・日用品…インテリア・家電・食器・パソコンなど
・趣味の品物…ぬいぐるみ・ゲーム機やソフト・書籍・おもちゃ・楽器・オーディオ・車関連の用品など
・その他…使わない贈答品・文房具など

リユース品の使い道

リユーズ品はどういった使われ方をされるのでしょうか。主な例を3つあげます。

1.人に譲る…不用品が出た場合に、役所の掲示板や知り合いを通じて欲しい人に譲る
例:ベビー服を子どもが生まれた親族にあげる・卒業後に在校生に参考書をもらってもらうなど

2.売買する…リサイクルショップに売却する・フリーマーケットなどで個人的に売買する
例:読まなくなった本を古本屋に売る・フリマサイトで服を売買するなど

3.商品に再利用…環境に配慮してゴミを増やさないようにするため
例:リユース瓶・酒瓶のような洗って繰り返し使えるガラス瓶を洗って、酒を注入して繰り返し使うなど
※ただし、衛生上の観点から減少する傾向にあるようです。

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