簡単でわかりやすいフラストレーションとストレスの違い!定義や解消法も雑学ライターが詳しく解説
ライター/Yuna
現役ママライターのYuna。ストレス解消法は家族と一緒に寝ること。「今すぐ使える雑学」をコンセプトに解説していく。
フラストレーションとストレスのざっくりとした違い
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フラストレーションが溜まる、ストレスが溜まる。どちらも精神・肉体的に疲労して、好ましくない状態を表します。2つの分類方法は発生する要因が自分の内側ならフラストレーション、外側ならストレスです。
フラストレーションは内的要因が多く、つまり何らかの原因で欲求が満たされないときに溜まります。一方ストレスは外的要因、自分の外側にある環境から影響を受けて起きる現象です。どちらも溜まり続けると心身ともに消耗するため、深刻な状況に陥る前に解消しましょう。
違いその1.定義
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フラストレーションとストレスは、どちらも心理学用語です。ネガティブな側面に限らず、人間の生命活動の一部として俯瞰した視点で研究されています。
一言で説明するなら、フラストレーションは欲求不満の状態。心理学上ではフラストレーションに耐える能力をフラストレーション耐性と呼びます。一方ストレスは心身が緊張している状態のこと。ストレスに対処する努力を試みることをコーピングと言い、社員のメンタルケアに導入している企業もあります。
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フラストレーション:欲求不満な状態
フラストレーションは心理学では以下のように定義づけられています。
フラストレーションとは、「動機付けられた行動の欲求が何らかの阻害により阻止された状態(=欲求不満な状態)、および、それによる失望や挫折、落胆、いらだちなどの一連の不快な感情」をいいます。障害には、外的なもの以外に、価値観、遠慮、能力不足などという内的なものもあります。
(出典:心理学用語の学習)
フラストレーションは内的・外的要因の両方で起こります。フラストレーションへの耐性には個人差があるものの、欲求が満たされなければ溜まり続ける一方でしょう。フラストレーションが溜まるとイライラしやすいイメージが浮かびますよね。実はそのまま放置していると、免疫力が低下するなど体に悪影響を及ぼすことも。
ストレス:心身の緊張状態
ストレスは心理学では以下のように定義づけられています。
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