簡単でわかりやすい!解凍と展開の違いとは?解凍は死語?プログラマーがわかりやすく解説
- 年齢がバレる?圧縮したファイルを戻すことをなんと言う?
- 解凍:インターネット以前の死語?2000年以前に大流行
- 展開:そもそも海外で解凍は通じない?Windowsもこちら
- 解凍?展開?2つの言葉が生まれたわけは?
- 通説?LHAという国産アプリで広まった
- 真実?実はそれ以前から解凍という言葉は使われていた
- 結局よくわからない?だが当時は広く使われた「解凍」
- 昔は一般的だった圧縮ソフト?なぜ今はないの?
- 標準機能になり、今はあまり使わなくなった圧縮ソフト
- 2000年以前は大競争時代?様々な圧縮ソフトが生まれた理由
- 競争の時代から標準化の時代?ZIPファイルが主流へ
- 解凍はネットスラングのようなもの、今後は展開を主流に
この記事の目次
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさん。
年齢がバレる?圧縮したファイルを戻すことをなんと言う?
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いくつかのファイルをメールやネットで送る場合どうしていますか。数が少なければバラバラで送ってもよいですが、多くなるとzipファイルにまとめた方が便利ですよね。そのzipファイルにまとめたものを元に戻すことをなんと呼びますか。実はこれをなんと呼ぶかでSNSで議論が起きたとか。
zipファイルを元に戻すことを「解凍」と呼ぶのは比較的年配の方が多く、若い世代は「展開」と呼ぶことが多いよう。これは単に呼び方が違うだけで指している内容自体は同じです。でもなぜ呼び方が違ってしまったのでしょう。それについて説明します。
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解凍:インターネット以前の死語?2000年以前に大流行
いくつかのファイルを1つのzipファイルにまとめることを「圧縮する」や「アーカイブする」と呼びます。あるいは単に「zip(ジップ)する」という場合もありますね。今ではパソコンの標準機能で圧縮できるので、特別なソフトは不要なことが多いです。しかし、昔はアプリを入れる必要がありました。それが圧縮ソフト。圧縮ソフトと言っても、圧縮と展開・解凍の両方できるのが普通です。
特にインターネットが普及する前の2000年より前は圧縮ソフトが大活躍。その頃は圧縮ソフトでまとめたものを戻すことを「解凍」と呼んでいました。ダウンロードしてきた圧縮ファイルを元に戻す専用の解凍ソフトというものも存在していたのです。
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