ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさん。
どちらも無人機のこと?UAVとドローンの違いとは
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ドローンという言葉をよく聞くようになりましたよね。しかし、大きなものから小さなものまで様々なドローンがあります。そうなると、ドローンというものが一体どういうものなのかよくわからなくなりませんか。
一番わかりやすいイメージは、遠隔操作できる小型のヘリコプターのようなもの。このような無人の飛行機のようなものの一般名称がUAVです。そんなUAVとドローンの違いや関係を説明します。
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UAV:無人の航空機一般のこと
UAVとは「Unmanned Aerial Vehicle」の頭文字をとったもの。日本語では無人航空機となります。その名の通り、だれも乗っていない航空機全般を指す言葉です。
その始まりは軍事用。敵の飛行機を攻撃する訓練のために使うものや、危険なところに行って様子を調べたり敵を攻撃するためのものです。人が乗っている航空機が攻撃されると、その人も危険にさらされますよね。それを避けるために誰も乗っていなければ安全という考え方です。
ドローン:回転翼が3~4つ付いたマルチコプター
ドローンもざっくり言えば無人の航空機のこと。ヘリのような回転翼が3つや4つ付いているマルチコプターというタイプがおなじみです。このようなドローンが広く使われているため、ドローンと言えばそういうものを指すと考えがち。しかし、ドローンというのは元々はUAVと同じもの。無人の航空機のことを指します。
ただ、元々は無人航空機全体を指す言葉ではなく、その中のひとつのものの名前だったのです。例えば、ウェブで検索することをグーグルとかググると呼びますよね。本来グーグルはウェブ検索のひとつに過ぎないのですが、グーグル以外のものも含めてウェブでの検索をグーグルとかググると呼ぶことがあります。ドローンの扱いもそれに近い感じです。
商品名がジャンル全体を表す言葉に?ドローンの歴史
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そもそもドローンとは何なのでしょう。今では空から手軽に撮影できるものや、交通の便の悪いところに何かを運ぶものをドローンと呼ぶことが多いですよね。そんなドローンが元々は何だったのかを説明していきます。
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