簡単に分かる「防犯カメラ」と「監視カメラ」の違い!実は同じものではない!?院卒日本語教師が分かりやすく解説!
ところで、「防犯カメラや監視カメラ」という言い方をさっきからしているが、この2つの違いが気になったやつもいるんじゃないか?実は一応違いといえるようなものがあるんです。
今回はそんな「防犯カメラ」と「監視カメラ」の違いについて、言葉に詳しい院卒日本語教師の”むかいひろき”と一緒に解説していきます。
ライター/むかいひろき
ロシアの大学に再就職した、日本で大学院修士課程修了の日本語教師。その経験を武器に言葉の違いについて分かりやすく解説していく。
使われる機械は基本的に一緒!
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「防犯カメラ」と「監視カメラ」の違い、考えたことがありますか?ほとんどの人はあまり深く考えたことがないかもしれませんね。ただ、「防犯」と「監視」では言葉から感じられるニュアンスに少し差があるように思いませんか? しかし実は「防犯カメラ」も「監視カメラ」も、使われる機械に違いはありません。
家庭用ならネットでも電器店でも個人で購入可能
「防犯カメラ/監視カメラ」というと、通りや建物などの公共のスペースに設置されていて、個人で買うという認識がない人もいるかもしれません。ただ、「防犯カメラ 値段」「監視カメラ 値段」などと検索してみてください。個人で買える「防犯カメラ/監視カメラ」がたくさん掲載されていますよ。
インターネットで「防犯カメラ 値段」「監視カメラ 値段」と検索すると、どちらもほぼ同じ検索結果が表示され、ほぼ同じ商品が表示されます。このことからも、この両者にはあまり大きな違いはない…と言えるかもしれませんが…。続きは次章で解説しますね。
「防犯カメラ」と「監視カメラ」の違いとは?
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結局、「防犯カメラ」と「監視カメラ」に違いはあるのでしょうか?実は「防犯カメラ」と「監視カメラ」には厳密な定義や意味の違いはありません。しかし、普段人々が言葉を使用している中で、この2つの言葉には使い方の違いがあるとも言えます。何が「防犯カメラ」で何が「監視カメラ」なのか、これから詳しく見ていきましょう。
「防犯カメラ」:犯罪抑止・防止のためのカメラ
「防犯カメラ」は建物の入り口やエレベーター、列車の車内など、犯罪が起きやすい場所や、犯罪を防ぎたい場所に防犯目的で設置されるカメラを指します。「防犯カメラ」が目に入る場所にあるだけでも十分に犯罪の抑止になりますし、仮に犯罪が起きた場合は、その「防犯カメラ」に記録された映像をもとに、証拠を集めたり犯人を捜したりすることになりますね。
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