フローチャート:処理の流れを示した図
フローチャートとは日本語では流れ図とも呼びます。プログラムをつくる時に描くことが多いですが、考えをまとめたりする場合でも有用です。単純に上から順番に並べるだけではなく、条件によって違うことをすることや、何度か繰り返すことを表現できるようになっています。
プログラムをつくる場合、簡単なものであればいきなりつくり始めることも可能。しかし、複雑な内容のものなどは、事前にどのような順番で何をするのかを考える必要があります。そんな場合に日本語の文章で書くよりも、フローチャートで描く方が直感的でわかりやすいのです。
アクティビティ図:フローチャートを改良したもの
アクティビティ図もフローチャートと目的は同じ。見た目も似ている部分が多いです。アクティビティ図というものが登場したのはフローチャートよりも後。元々はフローチャートしかなかったのです。
では、なぜフローチャートがあるのにわざわざアクティビティ図をつくったのでしょう。実はプログラムづくりも技術の進歩があります。昔はフローチャートで十分だったものが、それでは難しい表現が必要に。その他の理由もあって、アクティビティ図というものが誕生したのです。
フローチャートだけでは表せない?UMLとは
image by iStockphoto
フローチャートはプログラムですることの内容や順番を図にして分かりやすくしたものです。後で描くこともありますが、普通はプログラムをつくる前に描きます。しかし、プログラムをつくる前の設計でつくるものはフローチャートだけではありません。しかし、それは多くの種類があり、描き方も決まっていませんでした。それでは大変ですよね。
そこで生まれたのがUMLというもの。アクティビティ図もUMLというものの中のひとつです。UMLでは目的に応じて標準的な図表をいくつか用意しています。その中でもフローチャートと似ているものがアクティビティ図なのです。
アクティビティ図はUMLで使う図のひとつ
アクティビティ図はUMLというもので決まっている標準的な図表の中でも、フローチャートと同じ目的のために使うもの。だから、両者は似ています。では、UMLの中にフローチャートを取り込んでしまえばよいと思いませんか。そうすれば、新しいものをつくる必要がありません。
しかし、それはできませんでした。と言うのもフローチャートの描き方には決まったものがなかったため。なんとなく同じような描き方をしていますが、細かい部分の標準的な決まりはなかったのです。実は世界標準のフローチャートの描き方というものもあります。しかし、それが決まる前から様々な描き方があったため、今でも世界標準以外の描き方が乱立しているのです。
統一モデリング言語?UMLとは
ではUMLとは一体どういうものなのでしょう。「Unified Modeling Language」の頭文字をとったもの。日本語では統一モデリング言語と呼ばれています。最初にざっくりと説明しましたが、プログラムをつくる前の設計作業でつくる資料は様々。それは会社ごとやプログラムを作るチームごとに決めていました。そのため、同じ目的のものが違った資料や書き方になっていたのです。
それでは効率が悪いため、それらをまとめたものをつくろうという動きがありました。その結果生まれたのがUML。だから統一とついているのですね。モデリングとはプログラムでやりたいことを、つくりやすくするためにまとめることと考えてください。統一されたモデリングのための言語だから統一モデリング言語なのです。言語といってもわかりやすく図で表現したものになります。
\次のページで「フローチャートの弱点とアクティビティ図」を解説!/




