
3分で簡単にわかるセロリとセルリーの違い!正式名称は何?栄養やおすすめレシピも雑学好きライターがわかりやすく解説
セロリ(セルリー)の香りと味わい
「セロリ(セルリー)」でまず印象に残るのはその強い香り。揮発性のアピオールという香り成分を含んでいるため、肉や魚の臭みを消すことができます。
また精油(植物から算出される揮発性の油)にセダノライドという成分を含んでおり、この成分が口内の味覚神経を刺激して食欲を増進させることも。シャキっとした噛み応えとほのかな甘さがあり、生のままでも火を通しても美味しい野菜です。
セロリ(セルリー)の栄養素
セロリはβ-カロテン、ビタミンB1・B2・C・E、ミネラル、食物繊維などが豊富です。特に食欲不振や胃もたれの改善、整腸作用や血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。実は茎より葉の方が栄養素が豊富に含まれているので、自宅で調理する際は葉まで使い切るようにしましょう。なんと葉には茎の2倍のβ-カロテンがあるんです。
セロリ(セルリー)のおすすめ料理

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「セロリ(セルリー)」の特徴を知ると、実際に食べてみたい、調理してみたいという気持ちになった人も多いのではないでしょうか。しかし日本国内ではまだ馴染みのある野菜ではないのも事実。ここでは「セロリ(セルリー)」のおすすめ料理について解説していきます。
1.生のままで作れる料理
手軽でおすすめなのが、「セロリ(セルリー)」をぶつ切りにしただけの簡単料理。塩だれキャベツや塩だれキュウリの要領で、塩だれを「セロリ(セルリー)」にかけるだけでも十分美味しいです。塩だれは市販のものでも、ごま油・塩・醤油・鶏がらスープの素・にんにくなどで自作しても大丈夫。
水溶き出汁・酢・油を混ぜたものに30分程度浸すだけでも簡単マリネができあがります。「セロリ(セルリー)」は肉・魚どちらも相性がいいので、出汁は魚介系でも鶏ガラ・コンソメでもOK。油もオリーブオイル・ごま油・サラダ油のどれでも結構です。
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2.煮込んで作る料理
コンソメスープやミネストローネの具材として「セロリ(セルリー)」の葉や薄く切った茎を入れると、トロっとした舌触りの中にシャキっと感が残る独特の食感が味わえます。「セロリ(セルリー)」自体が香味野菜としてスープの出汁に使われる野菜なので、スープにすると味に奥行きが出るのです。
3.炒めて作る料理
きんぴらごぼうの要領で、ごま油・酒・醤油・砂糖・みりんで炒めて、最後に白ごまをまぶせば「セロリ(セルリー)」のきんぴらのできあがり。またベーコンやツナ缶など肉・魚系の食材をにんにくと「セロリ(セルリー)」で炒めれば、おかずにもおつまみにもぴったりな炒め物の完成です。
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