
3分で簡単にわかるセロリとセルリーの違い!正式名称は何?栄養やおすすめレシピも雑学好きライターがわかりやすく解説
パキッとした食感と独特の風味がクセになる野菜「セロリ」。ただスーパーやレストランなどでは「セルリー」という似た名前の野菜を見かけることも多い。ここでは「セロリ」と「セルリー」の違いについて雑学好きライターのおおつけと一緒に解説していきます。
ライター/おおつけ
現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。
セロリとセルリーの違い

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フランス料理でよく使われる食材「セロリ」。近年では日本の家庭やレストランでも、生で食べたりサラダの具材として扱われることも増えました。しかし時々「セルリー」という言葉で同じような野菜を取り扱っている様子を見たことがある人もいるのではないでしょうか。ここではまず「セロリ」と「セルリー」の違いについて解説していきます。
実は同じ野菜
結論から言えば「セロリ」と「セルリー」は同じ野菜を指しています。発音の表記が異なっているだけです。
「セロリ(セルリー)」はセリ科の一年草または二年草で、ヨーロッパから地中海沿岸の原産。葉、茎、実の部分すべて可食部という優秀な野菜です。学名の「アピウム・グラフェレンス(Apium graveolens)」は「湿気のある土地に生え、強い匂いを放つ」という意味で、「セロリ(セルリー)」の独特な香りを表しています。
セルリーが正式名称
「セロリ(セルリー)」は英語で書くと「celery」、フランス語で書くと「céleri」であり、発音としては「セルリー」が近いです。日本の「野菜生産出荷安定法」では「セルリー」と表記しており、農業関係者もそう呼びます。また日本で最初に栽培が始まった長野県では一般消費者も含め「セルリー」と呼称するのが通例です。
その他の別名として「オランダミツバ(阿蘭陀三葉)」というものもありますが、現在はほとんど使われることがありません。
セロリ(セルリー)の特徴

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「セロリ」と「セルリー」の違いはあくまで呼称の違いでしかないことがおわかりいただけたと思います。しかしまだまだ「セロリ(セルリー)」という野菜に馴染みのない日本人も多いでしょう。ここでは「セロリ(セルリー)」の特徴として、香りと味わい、栄養素の2観点から解説していきます。
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