雑学

3分で簡単にわかる!リスニングとヒアリングの違いとは?「聞く」と「聴く」の違い・使い分けも元塾講師ライターが詳しく解説

この記事では、リスニングとヒアリングの違いについてみていきます。どちらも耳で「きく」ことを意味する英語ですが、使う場面や聞き方によって使い分ける必要があるようです。また「きく」という言葉にも「聞く」と「聴く」の2種類ある。これらの漢字の使い分けはどのようにするのでしょう。リスニングとヒアリングの使い分けや「聞く」と「聴く」の使い分けについて、元塾講師ライターりんと一緒に詳しく解説していきます。

ライター/りん

保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、ヒアリングとリスニングの違いについてわかりやすく解説していく。

リスニングとヒアリングの違いはなに?

リスニングとヒアリングは、どちらも耳を使って「きく」ことを意味します。ヒアリングは動詞「hear」リスニングは動詞「listen」の動名詞です。それぞれの動詞の意味の違いも踏まえて解説していきましょう。

ヒアリング:自然に聞こえる

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ヒアリングは「自然と音が耳に入ってきて聞こえる」場合に使われることが多いです。カフェで勉強をしていて、BGMが耳に入ってきたり、風や水の音が自然と聞こえてきたりする場合に使われるでしょう。

また、情報を聞いて理解し、必要な情報を抽出し、記憶するプロセスを指すこともあります。こちらの意味は、仕事場での上司からの指示やクライアントからの要求を理解する場面で頻繁に活用されることが多いです。「hear」を英和辞書で調べると、次のように記載されていました。

(…が)聞こえる,(…を)聞く,聞き知る,聞かされている,話に聞く,(うわさに)聞いている,伝え聞く,(…が)(話に)聞いている,(…を)よく聞く,(…に)耳を傾ける

(出典:weblio英和和英辞典/GRAS GROUP)

「聞こえる」と記載されているように、意識せずに「聞く」場合に使われます。また、後半に記載されている「~をよく聞く」「~に耳を傾ける」の意味は、たとえば「クライアントからの要望をヒアリングする」のように、使われるでしょう。また、国語辞典では次のように記載されていました。

① (英語ではaural comprehension) 外国語の聞き取り。また、その練習。
② (公的機関や会社が行なう)意見の聴取と説明を兼ねた会議。公聴会。聴聞会。
③ 聞き取り調査。

(出典:精選日本国語大辞典/小学館)

hearから少し派生し「公聴会」や「聴聞会」といった意味ももっているようです。「聞き取り」という意味は、hearの意味とほとんど変わりません。

リスニング:意識して聴く

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リスニングは「意識して音を聴く」場合に使われることが多いです。中学校や高校の英語の授業で「リスニングテスト」を受けたことがある方は多いでしょう。英語の授業で行うリスニングは「意識して英文や英会話を聴く」練習です。自然と耳に入って聞く「ヒアリング」では、英文に慣れていないので理解することが難しいでしょう。

また、リスニングは、相手の発言や音に集中し、その内容や感情を理解しようとするスキルとしても使われます。声のトーンや表情など、非言語的な情報も含めて理解し、相手の気持ちや意図を正しく把握することで、共感を示すことができるでしょう。「listen」を英和辞書で調べると、次のように記載されていました。

(意識して)聞く,聞こうとする,傾聴する,聞く,(…が)聞く,(…に)耳を貸す,従う,(予期して)(…に)聞き耳を立てる,聞こえる,まあ聞きなさい

(出典:weblio英和和英辞典/GRAS GROUP)

「聞く」と「聴く」はどのように使い分けるの?

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ここまでの記事を読んでいて「聞く」と「聴く」が使い分けられていることに気づかれましたか?英語の「hear」と「listen」がどちらも「きく」を表すけれどニュアンスが異なるように、日本語の「聞く」と「聴く」も漢字によってニュアンスが異なります。ここからは、それぞれの漢字の使い分けについて解説していきましょう。

\次のページで「聞く:hear」を解説!/

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