簡単に分かる「書き換え」と「改ざん」の違い!決め手は悪意!?院卒日本語教師が分かりやすく解説!
(悪用する目的で)文面を故意に書き換えること。
「記録をーする」
出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「かい-ざん【改竄】」
「改ざん」は「悪用目的で文面をわざと書き換えること」という意味の言葉です。辞書にも「悪用する目的で」とはっきり書かれていますよね。つまり、「書き換え」といった場合は悪意の有無は不明ですが、「改ざん」といった場合は確実に悪意が含まれていることになります。よって、書き間違えたものをただ単に書き直したような場合は、「改ざん」ではなく「書き換え」を使用しますね。
ちなみに「改ざん」の「ざん」は「竄」という字を書きます。「竄」は「文字を変える」という意味があるため、この字が使われているのです。なお、「竄」は常用漢字ではないため、新聞やインターネットのニュースでもひらがなで書かれる場合が多いですね。
「書き換え」と「改ざん」のややこしい類義語をチェック
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「書き換え」と「改ざん」以外にも、同じような意味で使われていたり、少し意味は異なっても似たような漢字が使用されていたり…。そういう言葉がありますよね。ここではそんな「偽装」と「改訂」の意味を確認していきましょう。
「偽装」:ほかのものと紛らわしく装うこと
「偽装」は「人や敵の目を欺くために、ほかのものと紛らわしい色・形状・状態などを装うこと」という意味の言葉です。「改ざん」と同じように、悪意を持って文書を書き換えた場合にも使用されます。
「改ざん」と同様に悪いニュアンスで使用されることが多い言葉ですが、「改ざん」との違いは「偽装」が使用できるのは文章の書き換えにとどまらない点です。機械や物の偽物を作ったり、他人を騙すために変装をしたりすることなどに対しても、「偽装」は使用可能ですね。
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