この記事ではEdgeのレガシー版とchromium版の違いについてみていきます。どちらも同じEdgeのブラウザでありますが違いがよくわからないよな。違いはずばりレンダリングエンジンのようですが、利用できる機能が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなEdgeのレガシー版とchromium版の違いを、特徴から確認しつつ、現役エンジニアのライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。

Edgeのレガシー版とchromium版の違いとは?

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Windowsでは既定のブラウザとしてEdgeが入っていますが、レガシー版からchromium版に切り替わりました。Edgeのレガシー版とchromium版の違いはレンダリングエンジンです。今回はEdgeのレガシー版とchromium版の違いについてやブラウザとはどういうものかについて解説していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ブラウザとは?

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ブラウザとはパソコンやモバイルを使ってインターネットでウェブサイトを閲覧するときに使うソフトウェアのことです。なお、ウェブサイトを表示させるためにレンダリングエンジンを利用しています。Windowsでは既定のブラウザとしてEdgeがインストールされていますが、自由に他のブラウザをインストールして利用することもできるんです。

どれかひとつだけに限定する必要もなく、複数のブラウザを利用することもできますよ。次は代表的なブラウザについてご紹介していきたいと思います。

\次のページで「代表的なブラウザ」を解説!/

代表的なブラウザ

代表的なブラウザとしては、Microsoftから提供している「Edge」と「Internet Explorer」の他にもGoogleから提供されている「Google chrome」が有名ですね。また、Appleの「Safari」やMozillaの「Firefox」なども利用されている人が多いです。

それぞれのブラウザでレンダリングエンジンが違いますので、代表的なブラウザのレンダリングエンジンをご紹介したいと思います。

代表的なブラウザのレンダリングエンジン
・Edgeのレガシー版:EdgeHTML
・Edgeのchromium版:chromium(Blink)
・Internet Explorer:Trident
・Google Chrome:chromium(Blink)
・Firefox:Gecko
・Safari:Webkit

Edgeのレガシー版とは?

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Edgeのレガシー版とは、2015年7月にWindows10でリリースされたHTMLベースのブラウザです。Microsoftが「Internet Explorer」の後継ブラウザとして開発しました。それでは、Edgeのレガシー版の特徴について説明していきたいと思います。

Edgeのレガシー版の特徴

Edgeのレガシー版では、「EdgeHTML」というレンダリングエンジンを使用しており、現代的なウェブとの相互運用性を重視しています。Windowsのデスクトップ用だけではなく、iOS、Android、macOSなどでも利用できるブラウザとして提供しているんです。

なお、Edgeのレガシー版は2021年3月9日にサポートを終了しており、すでに利用することができません。

Edgeのchromium版とは?

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Edgeのchromium版は「Google Chrome」と同じchromiumプロジェクトに基づいて作成されています。なお、chromiumプロジェクトはすべてのユーザーがWebを体験するためのより安全で高速でより安定した方法を構築することを目的としたオープンソースのブラウザープロジェクトです。

そして、Edgeのレガシー版よりも起動やインターネットの閲覧など動作が早くなっていますね。Edgeのchromium版になったことで変更された点についていくつかご紹介したいと思います。

\次のページで「ブラウザのレンダリングエンジンが変更された」を解説!/

ブラウザのレンダリングエンジンが変更された

Edgeのレガシー版ではレンダリングエンジンは独自開発したEdgeHTMLを利用していましたが、Edgeのchromium版ではGoogleが開発したchromium(Blink)に変更されました

レンダリングエンジンによりウェブサイトの表示されるデザインが異なるのですが、「Google Chrome」と同じデザインでウェブサイトが表示されるようになったのです。

GoogleChromeの拡張機能が利用できる

Edgeのchromium版では「Google Chrome」の拡張機能を利用することができるようになりました。拡張機能を利用することでブラウザの機能を自由にカスタマイズすることができます。なお、Edgeのレガシー版では「Edgeアドオンサイト」からアドオンという拡張機能がインストールすることができました。

Edgeのchromium版ではアドオンのインストールも引き続きできますが「Google Chrome」の「Chromeウェブストア」の拡張機能も利用できるようになったんです。

IEモードが利用できる

Edgeのchromium版ではIEモードが利用できるようになりました。IEモードとは、Edgeでは非対応の「Internet Explorer」で動作するように構築されているサイトなどにEdgeからアクセスできる機能です。IEモードでサポートされている機能とサポートされていない機能がありますので、いくつかご紹介したいと思います。

IEモードでサポートされる機能
・すべてのドキュメントモードとエンタープライズモード
・ActiveXコントロール
・ブラウザーヘルパーオブジェクト
・セキュリティゾーンの設定と保護モードに影響する「Internet Explorer」の設定とグループポリシー

IEモードでサポートされない機能
・IE用ツールバー
・ナビゲーションメニューを制御する「Internet Explorer」の設定とグループポリシー
・開発者ツールの実行

Edgeのレガシー版とchromium版の違いはレンダリングエンジン

Edgeのレガシー版ではレンダリングエンジンが「EdgeHTML」でしたが、Edgeのchromium版では「Google Chrome」と同じchromium(Blink)が利用されているという違いがあります。また、Edgeのchromium版では、Edgeのレガシー版では利用できなかった「Google Chrome」の拡張機能やIEモードが利用できるようなったという違いもありますね。

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雑学

簡単でわかりやすい!Edgeのレガシー版とchromium版の違いとは?ブラウザについても現役エンジニアが詳しく解説

この記事ではEdgeのレガシー版とchromium版の違いについてみていきます。どちらも同じEdgeのブラウザでありますが違いがよくわからないよな。違いはずばりレンダリングエンジンのようですが、利用できる機能が違うなど調べてみるといろいろ違いがあるみたいです。
今回はそんなEdgeのレガシー版とchromium版の違いを、特徴から確認しつつ、現役エンジニアのライターvnobと一緒に解説していきます。

ライター/vnob

現役のクラウドサーバーのエンジニア。数々の難しい案件を解決している。仕事柄、わからないことがあると調査しないと気が済まない。幅広く雑学を知っている。

Edgeのレガシー版とchromium版の違いとは?

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Windowsでは既定のブラウザとしてEdgeが入っていますが、レガシー版からchromium版に切り替わりました。Edgeのレガシー版とchromium版の違いはレンダリングエンジンです。今回はEdgeのレガシー版とchromium版の違いについてやブラウザとはどういうものかについて解説していきたいと思いますので参考にしてくださいね。

ブラウザとは?

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ブラウザとはパソコンやモバイルを使ってインターネットでウェブサイトを閲覧するときに使うソフトウェアのことです。なお、ウェブサイトを表示させるためにレンダリングエンジンを利用しています。Windowsでは既定のブラウザとしてEdgeがインストールされていますが、自由に他のブラウザをインストールして利用することもできるんです。

どれかひとつだけに限定する必要もなく、複数のブラウザを利用することもできますよ。次は代表的なブラウザについてご紹介していきたいと思います。

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