
簡単でわかりやすい!プラントベースとヴィーガンの違いは?動物性食品との関わり方や注意点も雑学好きライターが詳しく解説
プラントベースとヴィーガンの注意点は?
ここまでで、プラントベースとヴィーガンは何を目的として菜食中心の食事を採用しているのかを解説しました。次は両者の注意点を見ていきましょう。
まずプラントベースは、食事をする本人が栄養や健康に注意する必要があります。植物性食品だけではカルシウムや鉄、ビタミンB12などが不足する可能性があるからです。それはヴィーガンも同じですが、ヴィーガンの場合はその主義主張のアピール方法についても注意しなければなりません。
プラントベース:栄養や健康
プラントベースは先述の通り健康や病気の予防を目的としますが、極端に動物性食品を摂取しないと、かえって栄養面や健康面に悪影響を及ぼします。特に、動物性食品に多く含まれるビタミンB12やカルシウム、鉄分などの栄養素が不足しがちになるので、バランスの良い食事を心がけるべきでしょう。
ヴィーガン:周囲とのあつれき
ヴィーガンは完全菜食「主義」なので、その主義主張の強烈さから、周囲とのあつれきが生じることが少なくありません。ヴィーガンは動物愛護などの観点から動物性食品を一切摂らないことを選択していますが、中にはヴィーガンではない人を非難したり、破壊活動をともなう暴力的な形で自分の主義主張をアピールしようとする人もいるので注意しましょう。
プラントベースは「柔軟な」菜食主義でヴィーガンは「完全」菜食主義
プラントベースとヴィーガンは、食事において動物性食品をメインとしないという点が共通しています。両者が異なるのは、プラントベースは健康維持や病気の予防などが目的なのに対し、ヴィーガンは動物愛護・環境保護などの思想に基づいている点です。
どちらも栄養バランスが偏らないように注意が必要ですが、特にヴィーガンはその思想・主義主張の強烈さから、破壊活動に及ぶケースなどもあるという突出した注意点があります。