3分で簡単にわかる!thisとitの違いとは?thatやtheseの使い方も元塾講師ライターが詳しく解説
ライター/りん
保育士や塾講師、カフェ店員など様々な職を経て現在ライターとして活動している。塾講師として働いた経験を活かし、英語の代名詞の違いについてわかりやすく解説していく。
thisとitはどのような違いがあるの?
thisとitは、どちらも英語の代名詞ですが、使われる文脈によって異なる意味を持ちます。どのような違いがあるのか、それぞれ見ていきましょう。
this:近くにあるものを指す
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thisは「これ」や「この」という意味をもっており、近くにある物やアイデアを指す際に使用されます。主に、話し手が具体的なイメージをもつ「物」や「概念」に使用されることが多いです。例文を見てみましょう。
This book is very interesting.
(この本はとても面白いです。)
この場合、話し手が指す「この本」は、手元に持っていたり、会話の中ですでに登場していて、お互いが具体的なイメージをもっていたりする可能性が高いでしょう。
it:前の会話で出てきたものを指す
itは「それ」という意味をもっており、会話のなかでそれまでに出てきたものや、概念などを指す際に使用されます。また、動物や抽象的なものを指すときに使われることも多いです。例文を見てみましょう。
I saw a movie yesterday. It was really good.
(私は昨日映画を見ました。それは本当に良かったです。)
この場合、1文目で映画について話をしています。その話を受け、2文目では映画を「それ」と置き換えて感想を述べているのです。この文章は、2文目だけだと「それ」が何を表しているのか伝わらず、文章が成立しません。次に、抽象的なものを指す場合の例文を見てみましょう。
It’s getting colder.
(寒くなってきました。)
天気や気候、時間など抽象的なものを表すとき、主語にitを基本的に使用します。1文目の「もの」を代名詞として置き換える場合は「それ」と訳しましたが、今回の場合はitを「それ」と訳しません。抽象的なものを表すときには、itは主語に置かれますが、日本語訳の文章では省略されるため、注意しましょう。
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thatやtheseの使い方は?
英語の代名詞にはthisやit以外にもさまざまなものがあります。そのなかでも、今回はthatやtheseに焦点を当てて考えてみましょう。それぞれどのような使い方をするのか、解説していきます。
that:遠くにあるものを指す
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thatは「あれ」や「あの」という意味をもっており、遠くにあるものを指す場合に使われることが多いです。また、関係代名詞や代名詞としても使われます。例文を見てみましょう。
I want that book.
(私はあの本が欲しいです。)
この場合「あの本」は自分の位置よりも離れた場所にあり、それを指し示しています。thisとの違いは、自分と物との距離感です。近くにある場合はthisを使い、遠くにある場合はthatを使います。次に、関係代名詞として使われる例文を見てみましょう。
The movie that we watched yesterday was amazing.
(昨日私たちが見た映画は素晴らしかったです。)
関係代名詞は、名詞に情報を付け加える文章のつなぎとして使われます。この場合、thatはmovieとwe watchedをつなぐ関係代名詞として、使用されているのです。次に、接続詞として使われる例文を見てみましょう。
I know that you’re busy.
(君が忙しいことを知っています。)
thatは主節と従属節を結ぶ接続詞として、使用されることがあります。この場合、主節はI know(私は知っている)です。そこへさらに私が知っている内容を従属節で付け加えるつなぎとして、接続詞thatが使用されています。
これまで説明してきたように、thatの使い方は「代名詞」「関係代名詞」「接続詞」と多様です。thatがどの意味で使われているのか、見極めることが重要となるでしょう。
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