簡単でわかりやすい!贔屓と依怙贔屓の違いとは?読み方や使い方も現役塾講師がわかりやすく解説
贔屓と依怙贔屓の使い方
ここまで「贔屓」と「依怙贔屓」という言葉の意味の違いについて説明しましたが、実際にどう使い分ければいいかわからないという人もいるかと思います。そこで、ここでは具体的な例を紹介しましょう。まずは「贔屓」の例です。
1.この店が、僕の贔屓にしている中華料理店だ。
2.今後ともご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。
1.では「僕」が気に入って普段利用している店という意味で「贔屓」を使っていますが、気に入った店を利用することというのは個人個人の自由で、他人に文句言われたり、制限されたりすることではありませんよね。
2.の「ご贔屓」については企業やお店が、「これからもうちの商品やお店を他よりも利用してください」というお願いの意味を込めて、取引先やお客様などに対して使う表現です。次に、「依怙贔屓」の例をみていきましょう。
3.同じミスをしたのにあの子には注意しないなんて、これは先生の依怙贔屓だ。
このような場合、「先生」という「本来なら生徒を平等で扱わなければならない立場の人」が、「特定の子だけ注意をしなかった」ということ述べているので、自分が気に入っているものを不公平なまでに可愛がる意味の「依怙贔屓」が使われています。また、「贔屓」は「依怙贔屓」の意味でも使うことができますので、3.を少し言いかえて
4.同じミスをしたのにあの子には注意しないなんて、先生は贔屓している。
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